◇◇ 副題 ◇◇
誰でもたやすく実行することができ、
短期間で完全の域に達することができる祈りの方法
ガイオン夫人 著
気を散らせるものや誘惑と直接戦おうとするなら、かえってそれを強め、神から引き離されてしまいます。神だけが魂の目標でなければなりません。ですから、私たちはひたすら悪から離れ、神に近づかなければなりません。小さな子供は、恐ろしい怪物を見たら、どうするでしょうか?子供は、そこにとどまって戦おうとはしません。子供は怪物を見ずに、一目散に母親の懐に飛び込みます。母親の懐で子供は安全です。「神はそのまなかにいまし、その都はゆるがない。神は夜明け前にこれを助けられる」(詩篇四六篇五節)。
もし、自分の弱さの中で敵を攻撃しようとするなら、完敗を喫することはないにしても、しばしば傷つくことになるでしょう。しかし、神の臨在の中にとどまるなら、自分を支える力をただちに受けるでしょう。これがダビデの力の源でした。「私はいつも、私の前に主を置いた。主が私の右におられるので、私はゆるぐことがない。それゆえ、私の心は喜び、私の魂は楽しむ。私の身もまた安らかに住まおう」(詩篇一六篇八、九節)。さらに、出エジプト記は、「主があなたがたのために戦われる。あなたがたは静かにしていなければならない」(一四章一四節)と告げています。
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