わが妻に捧ぐ 三十一年の幸いな年月のあいだ、私が何を話し何を書くときも 倦むことなく私の助け手であり続けてくれた妻に。 彼女はクリスチャン家庭の務めの中に常にとどまって 私に多くの感謝と祈りを残してくれた。それらの感謝と祈りは 私たちの共同の働きを通して祝福を受けた人々からのものであり、 彼女はキリストが崇められさえすれば満足だったのである。
読者へ
この本を構成している題材はみな、テキサス州ダラスとマサチューセッツ州ノースフィールドにおける私の二つの牧会で、私の会衆に向けて説教したものである。そして、「分与された命」に関する講演以外はみな、まず「ダラス・ニュース」に出版された。これらは「キリスト者の働き人誌」に再刷され、一つの願いを呼び覚ました。この願いは著しく広まっていたので、キリスト・イエスにある新しい生活に関するこれらの教えをまとめて一冊の本にすべきだと思われた。これが、聖書学校書籍協会の案配により、今や為されたのである。
本書をここでいま主の顧みに委ねる。本書が求めているのは、「どうか主の恵みにより、束縛の中にある多くの人々に、本書が幸いな、勝利の、実り多いクリスチャン生活への道を示しますように」という熱心な祈りにより、主を高く上げることである。
C. I. スコフィールド グレイシングルズ ダグラストン、ニューヨーク 一九一五年四月