Kindle用のファイルを閲覧する場合、端末はKindle Paperwhiteをご利用下さい。また、PCで閲覧される場合は、Kndle Previewerをご利用下さい。

今からおよそ二ヶ月前の2012年6月26日、アマゾンジャパンが同社のWebサイト上で電子書籍リーダーの「Kindle」を近日発売すると公表しました。今のところ、発売日、価格、製品やサービスの内容等は明らかになっていませんが、発売を心待ちにしていた人にとっては嬉しい知らせです。日本でもKindleが発売されれば、電子書籍の流れはますます加速するに違いありません。

さらに嬉しいことに、Kindle用の日本語電子書籍を作成するためのツールやリーダー（Kindle Previewer）まで既にアマゾンが用意してくれています。このKindle Previewerを用いると、ePub 3.0 形式の電子書籍をKindle形式（mobi）に変換して閲覧することができます。当園では、数ヶ月前からePub 3.0 形式の電子書籍の公開を進めてきましたが、そのほとんどすべてを簡単にKindle形式に変換することができました。さらに、この一連の作業を通して、Kindleの電子書籍の内部仕様は、日本で電子書籍を市販できるような高い水準にあることも実際に確認されました。縦書き、ルビ、圏点等にも、もちろん対応しています（下図参照）。

図 Kindle Previewerによる表示例

ただ一つ残念なのは、Kindle本体やKindle for PCなど、標準環境での縦書き表示についてはまだ不完全な状態であることです。今のところ、縦書きに対応したKindle形式のファイルを完全なかたちで表示できるのは、PC用ソフトのKindle Previewerだけのようです。しかし、この問題は、日本でもKindleが発売されれば、すぐに解決されるものと期待されます。

そこで当園では、間近に迫ったKindle登場に備えて、Kindle用電子書籍のテスト版を順次公開していくことにしました。すでに幾つかホームページで公開していますので、興味のある方はPCでダウンロードして、ご自分の目で確認してみて下さい。

なお、ダウンロードした電子書籍をKindle Previewerで閲覧する際は、メニューの 「デバイス」 から Kindle Touch を選択する必要がありますので、ご注意下さい。

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