第五章 乾期

ガイオン夫人

神の願いは、神を求める魂にご自身を分け与えることです。神の願いはただこれだけです。しかし、神はしばしば魂からご自身を隠されます。これは、魂を怠慢から目覚めさせ、魂にご自身を追い求めさせるためです。しかし神は、愛する魂の忠信さに豊かに報いてくださいます!また神は、ご自身の臨在を隠した後で、優しい愛を注いでくださいます!

私たちは霊的に乾いた時期に、「これは自分の忠実さを証明する機会である。自分の力と働きで、さらに大いなる愛を示そう」、「そうするなら、主を速やかに戻らせることができるだろう」と思い込みがちです。いいえ、親愛なる人々よ、私を信じてください。祈りのこの段階では、そのような方法は最善の方法ではありません。忍耐強い愛、自己否定と謙遜、熱烈でありつつ平穏な愛、恭しい沈黙によって、あなたは愛する主の帰りを待たなければなりません。

こうすることによってのみ、あなたが求めているのは主ご自身と主の御旨であること、あなたが主を愛しているのは主の臨在から受ける利己的な楽しみのためではないことを、あなたは示すことができます。ですから、こう記されています。「乾きと暗闇の時に、短気であってはなりません。神の慰めが取り去られ、その到来が遅れても、耐え忍びなさい。神のみもとに近づいて、辛抱強く神を待ち望みなさい。そうすれば、あなたのいのちは増し加わり、新たにされます」(集会の書二章二、三節)。

たとえ一生の間、謙遜、明け渡し、満足、忍従の霊の中で、愛する主の帰りを待たなくてはならなくても、辛抱強く祈りなさい。これこそ、最も卓越した祈りです!この祈りに哀れな愛の嘆声を混ぜてもいいでしょう!このような振る舞いこそ、神に最も喜ばれます。そして、他のどんな振る舞いよりもずっと速やかに、主をあなたのもとに戻らせるでしょう。