第十三章 流出

ガイオン夫人

ここまで進んだ魂は、静かにしていること以外、なにもする必要はありません。なぜなら今や、魂は神の臨在をほとんど絶え間なく経験するからです。神の臨在は祈りの結果であり、祈り以上に持続します。魂は人知を越えた祝福を享受し、神の親しい臨在を経験します。

神を見いだす唯一の道は、内側に向かうことです。目を閉じて祈りに包まれる時、魂は主の大いなる祝福に驚き、主との内なる会話を楽しむでしょう。この会話は外側のものによって中断されません。

知恵について、「あらゆる良いものは知恵と共に来る」(知恵の書七章十一節)と言われています。同じことが、この種の祈りにも言えます。なぜなら、ここまで進んだ魂からは、甘く、たやすく、諸々の徳が流れ出るからです。徳を流し出すことが、その魂にとって自然であるかのようです。内側の泉から生ける水が豊かに流れ出て、あらゆる種類の美徳を生み出し、あらゆる種類の悪を洗い流します。

ですから、この状態に忠実にとどまりなさい。この安息以外のものを求めないように注意しなさい。告白するにせよ、神と交わるにせよ、行動するにせよ、祈るにせよ、まず最初に静かに安息しなさい。魂がなすべき唯一のことは、この神聖な流出によって満たされることです。私は儀式に必要な備えについて述べているのではなく、儀式に賦与されうる最も内なる習性について述べているのです。