第十六章 内なる静けさにとどまる

ガイオン夫人

この状態で聖書を読むとき、内側に引き寄せられるのを感じたら、読むのをやめて、静かにしなければなりません。御言葉を少しだけ読み、内側に引き寄せられるたびに、読むのをやめます。

内なる静けさに召された魂は、声を出して祈るべきではありません。もし声を出して祈るなら、内なる静けさへの引き寄せは妨げられるでしょう。そして、内なる静けさにとどまるのが困難になるでしょう。ですから、声を出して祈ろうと無理する必要はありません。そのかわりに、内なる引き寄せに従いなさい。ただし、声を出して祈ることが義務の場合は、声を出して祈りなさい。祈りに関しては形式を設けない方がいいでしょう。そのかわり、聖霊の導きに自分を全く明け渡しなさい。そうするなら、最高度の祈りが実現されるでしょう。