歴代志略上

第一章

1アダム、セツ、エノス 2ケナン、マハラレル、ヤレド 3エノク、メトセラ、ラメク 4ノア、セム、ハム、ヤペテ 5ヤベテの子等(こら)はゴメル、マゴグ、マデア、ヤワン、トバル、メセク、テラス 6ゴメルの子等(こら)はアシケナズ、リパテ、トガルマ 7ヤワンの子等(こら)はエリシヤ、タルシシ、キツテム、ドダニム 8ハムの子等(こら)はクシ、ミツライム、プテ、カナン 9クシの子等(こら)はセバ、ハビラ、サブタ、ラアマ、サブテカ、ラアマの子等(こら)はセバとデダン 10クシ、ニムロデを(うめ)(かれ)はじめて()權力(ちから)ある(もの)となれり 11ミツライムはルデ(びと)アナミ(びと)レハビ(びと)ナフト(びと) 12パテロス(びと)カスル(びと)カフトリ(びと)(うめ)りカスル(びと)よりペリシテ(びと)(いで)たり 13カナンその冢子(うひご)シドンおよびヘテを()14またヱブス(びと)アモリ(びと)ギルガシ(びと) 15ヒビ(びと)アルキ(びと)セニ(びと) 16アルワデ(びと)ゼマリ(びと)ハマテ(びと)(うめ)17セムの子等(こら)はエラム、アシユル、アルバクサデ、ルデ、アラム、ウズ、ホル、ゲテル、メセク 18アルバクサデ、シラを()みシラ、エベルを(うめ)19エベルに二人(ふたり)()(うま)れたりその一人(ひとり)()をベレグ((わかれ))と()()(かれ)()()(ひと)()(わか)れたればなりその(おとうと)()をヨクタンと()20ヨクタンはアルモダデ、シヤレフ、ハザルマウテ、ヱラ 21ハドラム、ウザル、デクラ 22エバル、アビマエル、シバ 23オフル、ハビラおよびヨハブを(うめ)是等(これら)はみなヨクタンの()なり 24セム、アルバクサデ、シラ 25エベル、ベレグ、リウ 26セルグ、ナホル、テラ 27アブラム(これ)すなはちアブラハムなり 28アブラハムの子等(こら)はイサクおよびイシマエル 29(かれ)らの子孫(しそん)()のごとしイシマエルの冢子(うひご)はネバヨテ(つぎ)はケダル、アデビエル、ミブサム 30ミシマ、ドマ、マツサ、ハダデ、テマ 31ヱトル、ネフシ、ケデマ、イシマエルの子孫(こら)(かく)(ごと)32アブラハムの(そばめ)ケトラの(うめ)()()のごとし(かれ)ジムラン、ヨクシヤン、メダン、ミデアン、イシバク、シユワを(うめ)りヨクシヤンの子等(こら)はシバおよびデダン 33ミデアンの子等(こら)はエバ、エペル、ヘノク、アビダ、エルダア是等(これら)はみなケトラの(うめ)()なり 34アブラハム、イサクを(うめ)りイザクの子等(こら)はヱサウとイスラエル 35エサウの子等(こら)はエリバズ、リウエル、ヱウシ、ヤラム、コラ 36エリバズの子等(こら)はテマン、オマル、ゼビ、ガタム、ケナズ、テムナ、アマレク 37リウエルの子等(こら)はナハテ、ゼラ、シヤンマ、ミツザ 38セイの子等(こら)はロタン、シヨバル、ヂベオン、アナ、デシヨン、エゼル、デシヤン 39ロタンの子等(こら)はホリとホマム、ロタンの(いもうと)はテムナ 40シヨバルの子等(こら)はアルヤン、マナハテ、エバル、シピ、オナム、ヂベオンの子等(こら)はアヤとアナ 41アナの子等(こら)はデシヨン、デシヨンの子等(こら)はハムラム、エシバン、イテラン、ケラン、 42エゼルの子等(こら)はビルハン、ザワン、ヤカン、デシヤンの子等(こら)はウズおよびアラン 43イスラエルの子孫(しそん)(をさ)むる(わう)いまだ(あら)ざる(さき)にエドムの()(をさ)めたる王等(わうたち)()のごとしベオルの()ベラその都城(みやこ)()はデナバといふ 44ベラ(しに)てボズラのゼラの()ヨバブこれに(かは)りて(わう)となり 45ヨバブ(しに)てテマン(ひと)()のホシヤムこれにかはりて(わう)となり 46ホシヤム(しに)てベダデの()ハダデこれにかはりて(わう)となれり(かれ)モアブの()にてミデアン(びと)(うて)りその都城(みやこ)()はアビテといふ 47ハダデ(しに)てマスレカのサムラこれに(かは)りて(わう)となり 48サムラ(しに)(かは)(ほとり)なるレホボテのサウルこれに(かは)りて(わう)となり 49サウル(しに)てアクボルの()バアルハナンこれに(かは)りて(わう)となり 50バアルハナン(しに)てハダデこれにかはりて(わう)となれりその都城(みやこ)()はパイといふその(つま)はマテレデの女子(むすめ)にして()をメヘタベルといへりマテレデはメザハブの(むすめ)なり 51ハダデも(しに)たり/エドムの諸侯(しよこう)()のごとし、テムナ(こう)アルヤ(こう)ヱテテ(こう) 52アホリバマ(こう)エラ(こう)ピノン(こう) 53ケナズ(こう)テマン(こう)ミブザル(こう) 54マグデエル(こう)イラム(こう)エドムの諸侯(しよこう)(かく)のごとし

第二章

1イスラエルの子等(こら)()のごとしルベン、シメオン、レビ、ユダ、イツサカル、ゼブルン 2ダン、ヨセフ、ベニヤミン、ナフタリ、ガド、アセル 3ユダの子等(こら)はエル、オナン、シラなり この三(にん)はカナンの(むすめ)バテシユアがユダによりて(うみ)たるなり ユダの長子(うひご)エルはヱホバの(まへ)(あし)(こと)をなしたれば(これ)(ころ)したまへり 4ユダの(よめ)タマルはユダによりてペレヅとゼラとを(うめ)りユダの子等(こら)都合(あはせて)(にん)なりき 5ペレヅの子等(こら)はヘヅロンおよびハムル 6ゼラの子等(こら)はジムリ、エタン、ヘマン、カルコル、ダラ都合(あはせて)(にん) 7カルミの()はアカル、アカルは(のろ)はれし(もの)につきて(つみ)(をか)してイスラエルを(なや)ませし(もの)なり 8エタンの()はアザリヤ 9ヘヅロンに(うま)れたる子等(こら)はヱラメル、ラム、ケルバイ 10ラム、アミナダブを()みアミナダブ、ナシヨンを(うめ)りナシヨンはユダの子孫(ひとびと)牧伯(きみ)なり 11ナシヨン、サルマを()みサルマ、ボアズを()12ボアズ、オベデを()み、オベデ、ヱツサイを(うめ)13ヱツサイの(うめ)(もの)長子(うひご)はエリアブ その(つぎ)はアミナダブ その三はシヤンマ 14その四はネタンエル その五はラダイ 15その六はオゼム その七はダビデ 16かれらの姉妹(しまい)はゼルヤとアビガル、ゼルヤの(うめ)()はアビシヤイ、ヨアブ、アサヘルあはせて三(にん) 17アビガルはアマサを(うめ)り アサの(ちち)はイシマエル(びと)ヱテルといふ(もの)なり 18ヘヅロンの()カレブはその(つま)アズバによりまたヱリオテによりて()(まう)けたりその(うめ)子等(こら)()のごとし ヱシル、シヨバブおよびアルドン 19アズバ(しに)たればカレブまたエフラタを(めと)れり エフラタ、カレブによりてホルを(うめ)20ホル、ウリを()み ウリ、ベザレルを(うめ)21その(のち)ヘヅロンはギレアデの(ちち)マキルの(むすめ)(ところ)にいれりその(これ)(めと)れる(とき)は六十(さい)なりき(かれ)ヘヅロンによりてセグブを(うめ)22セグブ、ヤイルを(うめ)りヤイルはギレアデの()(まち)二十三を(もて)23(しか)るにゲシユルおよびアラム彼等(かれら)よりヤイルの邑々(まちまち)およびケナテとその郷里(むらざと)など都合(あはせて)六十の(まち)(とれ)(これ)(みな)ギレアデの(ちち)マキルの子等(こら)なりき 24ヘヅロン、カレブエフテタに(しに)(のち)ヘヅロンの(つま)アビヤその()アシユルを(うめ)りアシユルはテコアの(ちち)なり 25ヘヅロンの長子(うひご)ヱラメルの子等(こら)長子(うひご)はラム (つぎ)はブナ、オレン、オゼム、アヒヤ 26ヱラメルはまた(ほか)(つま)をもてりその()をアタラといふ(かれ)はオナムの(はは)なり 27ヱラメルの長子(うひご)ラムの子等(こら)はマアツ、ヤミン、エケル 28オナムの子等(こら)はシヤンマイ、ヤダ、シヤンマイの子等(こら)はナダブおよびアビシユル 29アビシユルの(つま)()はアビハイルといふ(かれ)アバンおよびモリデを(うめ)30ナダブの子等(こら)はセレデおよびアツパイム、セレデは()なくして(しね)31アツパイムの()はイシ、イシの()はセシヤン、セシヤンの()はアヘライ 32シヤンマイの兄弟(きやうだい)ヤダの()はヱテルおよびヨナタン、ヱテルは()なくして(しね)33ヨナタンの子等(こら)はペレテおよびザザ、ヱラメルの子孫(しそん)(かく)のごとし 34セシヤンは男子(なんし)なくして(ただ)女子(によし)ありしのみなるがセシヤンにヤルハと(なづ)くるエジプトの(しもべ)ありければ 35セシヤンその(むすめ)をこの(しもべ)ヤルハに(あた)へて(つま)となさしめたり(かれ)ヤルハによりてアツタイを(うめ)36アツタイ、ナタンを()みナタン、ザバデを()37ザバデ、エフラルを()み エフラル、オベデを()38オベデ、ヱヒウを()み ヱヒウ、アザリヤを()39アザリヤ、ヘレヅを()み ヘレヅ、ヱレアサを()40ヱレアサ、シスマイを()み シスマイ、シヤルムを()41シヤルム、ヱカミヤを()み ヱカミヤ、エリシヤマを(うめ)42ヱラメルの兄弟(きやうだい)カレブの子等(こら)はその長子(うひご)をメシヤといふ(これ)はジフの(ちち)なり ジフの()はマレシヤ、マレシヤはヘブロンの(ちち)なり 43ヘブロンの子等(こら)はコラ、タツプア、レケム、シマ 44シマはラハムを(うめ)り ラハムはヨルカムの(ちち)なり レケムはシヤンマイを(うめ)45シヤンマイの()はマオン、マオンはベテスルの(ちち)なり 46カレブの(そばめ)エパでハラン、モザおよびガゼズを(うめ)り ハランはガゼズを(うめ)47ヱダイの子等(こら)はレゲム、ヨタム、ゲシヤン、ペレテ、エバ、シヤフ 48カレブの(そばめ)マアカはシベルおよびテルハナを()49またマデマンナの(ちち)シヤフおよびマクベナとギベアの(ちち)シワを(うめ)り カレブの女子(むすめ)はアクサといふ 50カレブの子孫(しそん)()のごとしエフラタの長子(うひご)ホルの()はキリアテヤリムの(ちち)シヨバル 51ベテレヘムの(ちち)サルマおよびベテカデルの(ちち)ハレフ 52キリアタヤリムの(ちち)シヨバルの子等(こら)はハロエにメヌコテ(びと)(なかば) 53またキリアテヤリムの宗族(やから)はイテリ(びと)プヒ(びと)シユマ(びと)ミシラ(びと) 是等(これら)よりザレア(びと)およびエシタオル(びと)(いで)たり 54サルマの子孫(しそん)はベテレヘム、ネトバ(びと)アタロテベテヨアブ、マナハテ(びと)(なかば)およびゾリ(びと) 55ならびにヤベヅに(すめ)諸士(しよし)宗族(やから)すなはちテラテ(びと)シメアテ(びと)スカテ(びと)是等(これら)はケニ(びと)にしてレカブの(いへ)先祖(せんぞ)ハマテより(いで)たる(もの)なり

第三章

1ヘブロンにて(うま)れたるダビデの子等(こら)()のごとし長子(うひご)はアムノンといひてヱズレル(びと)アヒノアムより(うま)(その)(つぎ)はダニエルといひてカルメル(びと)アビガルより(うま)2その三はアブサロムといひてゲシユルの(わう)タルマイの(むすめ)マアカの(うめ)()(その)四はアドニヤといひてハギテの(うめ)()なり 3その五はシバテヤといひてアビタルより(うま)(その)六はイテレアムといひて(つま)エグラより(うま)4この六(にん)ヘブロンにてかれに(うま)れたりダビデ彼處(かしこ)にて(わう)たりし(こと)(ねん)と六()(げつ)またヱルサレムにて(わう)たりし(こと)三十三(ねん) 5ヱルサレムにて(うま)れたるその子等(こら)()のごとしシメア、シヨバブ、ナタン、ソロモンこの四(にん)はアンミエルの(むすめ)バテシユアより(うま)6またイブハル、エリシヤマ、エリペレテ 7ノガ、ネペグ、ヤピア 8エリシヤマ、エリアダ、エリペレテの九(にん) 9(これ)みなダビデの()なり(この)(ほか)にまた妾等(そばめども)(うめ)子等(こら)あり(かれ)らの姉妹(しまい)にタマルといふ(もの)あり 10ソロモンの()はレハベアムその()はアビヤその()はアサその()はヨシヤパテ 11その()はヨラムその()はアハジアその()はヨアシ 12その()はアマジヤその()はアザリヤモの()はヨタム 13その()はアハズその()はヒゼキヤその()はマナセ 14その()はアモンその()はヨシア 15ヨシアの子等(こら)長子(うひご)はヨハナンその(つぎ)はヱホヤキムその三はゼデキヤその四はシヤルム 16ヱホヤキムの子等(こら)はその()はヱコニアその()はゼデキヤ 17俘擄人(とらはれびと)ヱコニアの子等(こら)はその()シヤルテル 18マルキラム、ペダヤ、セナザル、ヱカミア、ホシヤマ、ネダビヤ 19ペダヤの子等(こら)はゼルバベルおよびシメイ、ゼルバベルの子等(こら)はメシユラムおよびハナニヤその姉妹(しまい)にシロミテといふ(もの)あり 20またハシユバ、オヘル、ベレキヤ、ハサデヤ、ユサブヘセデの五(にん)あり 21ハナニヤの子等(こら)はベラテヤおよびヱサヤまたレバヤの子等(こら)アルナンの子等(こら)オバデヤの子等(こら)シカニヤの子等(こら)あり 22シカニヤの()はシマヤ、シマヤの子等(こら)はハツトシ、イガル、バリア、ネアリア、シヤパテの六(にん) 23ネアリアの子等(こら)はエリヨエナイ、ヒゼキヤ、アズリカムの三(にん) 24エリヨエナイの子等(こら)はホダヤ、エリアシブ、ペラヤ、アツクブ、ヨハナン、デラヤ、アナニの七(にん)

第四章

1ユダの子等(こら)はペレヅ、ヘヅロン、カルミ、ホル、シヨバル 2シヨバルの()レアヤ、ヤハテを()みヤハテ、アホマイおよびラハデを(うめ)是等(これら)はザレア(ひと)宗族(やから)なり 3エタムの(ちち)(うめ)(もの)()のごとしヱズレル、イシマおよびイデバシその姉妹(しまい)()はハゼレルポニといふ 4ゲドルの(ちち)ペヌエル、ホシヤの(ちち)エゼル是等(これら)はベテレヘムの(ちち)エフラタの長子(うひご)ホルの子等(こら)なり 5テコアの(ちち)アシユルは二人(ふたり)(つま)(もて)(すなは)ちヘラとナアラ 6ナアラ、アシユルによりてアホザム、へペル、テメニおよびアハシタリを(うめ)是等(これら)はナアラの(うめ)()なり 7ヘラの(うめ)()はゼレテ、ヱゾアル、エテナン 8ハツコヅはアヌブおよびゾベバを(うめ)り ハルムの()アハルヘルの宗族(やから)(かれ)より()9ヤベヅはその兄弟(きやうだい)(うち)にて(もつと)(たふと)ばれたる(もの)なりきその(はは)(われ)くるしみてこれを(うみ)たればといひてその()をヤベヅ(くるしみ)と(なづ)けたり 10ヤベヅ、イスラエルの(かみ)(よば)はり(われ)祝福(めぐみ)祝福(めぐみ)(わが)(さかひ)(おしひろ)御手(みて)をもて(われ)(たす)(われ)をして災難(わざはひ)(かか)りてくるしむこと(なか)らしめたまへと(いへ)(かみ)その(もと)むる(ところ)(ゆる)したまふ 11シユワの兄弟(きやうだい)ケルブはメヒルを(うめ)りメヒルはエシトンの(ちち)なり 12エシトンはベテラパ、パセアおよびイルハナシの(ちち)テヒンナを(うめ)是等(これら)はレカの(ひと)なり 13ケナズの子等(こら)はオテニエルおよびセラヤ、オテニエルの()はハタテ 14メオノタイはオフラを()みセラヤはヨアブを(うめ)りヨアブはカラシム(工匠(たくみ))(だに)人々(ひとびと)(ちち)なり彼處(かしこ)のものは工匠(たくみ)なればかくいふ 15ヱフンネの()カレブの子等(こら)はイル、エラおよびナアム、エラの子等(こら)およびケナズ 16ヱハレレルの子等(こら)はジフ、ジバ、テリア、アサレル 17エズラの子等(こら)はヱテル、メレデ、エペル、ヤロン、メレデの(つま)はミリアム、シヤンマイおよびイシバを(うめ)り イシバはエシテモアの(ちち)なり 18そのユダヤ(びと)なる(つま)はゲドルの(ちち)ヱレデとシヨコの(ちち)へベルとザノアの(ちち)ヱクテエルを(うめ)是等(これら)はメレデが(めと)りたるパロの(むすめ)ビテヤの(うめ)()なり 19ナハムの姉妹(しまい)なるホデヤの(つま)()める子等(こら)はガルミ(びと)ケイラの(ちち)およびマアカ(ひと)エシテモアなり 20シモンの子等(こら)はアムノン、リンナ、ベネハナン、テロン、イシの子等(こら)はゾヘテおよびべネゾヘテ 21ユダの()シラの子等(こら)はレカの(ちち)エル、マレシヤの(ちち)ラダおよび織布(ぬのおる)(もの)(いへ)宗族(やから)すなはちアシベアの(いへ)者等(ものども) 22ならびにモアブに(しゆ)たりしヨキム、コゼバの人々(ひとびと)ヨアシおよびサラフ()なり またヤシユブ、レハムといふ(もの)ありその記録(きろく)(ふる)23是等(これら)(もの)陶工(すゑものし)にしてネタイムおよびゲデラに()(わう)()()りてその(よう)をなせり 24シメオンの子等(こら)はネムエル、ヤミン、ヤリブ、ゼラ、シヤウル 25シヤウルの()はシヤルム その()はミブサムその()はミシマ 26ミシマの()はハムエル その()はザツクル その()はシメイ 27シメイには男子(なんし)十六(にん)女子(によし)(にん)ありしがその兄弟(きやうだい)(たち)には(おほく)()あらざりきまたその宗族(やから)(もの)(すべ)てユダの子孫(しそん)ほどには殖増(ふえまさ)ざりき 28(かれ)らの(すめ)(ところ)はベエルシバ、モラダ、ハザルシユアル 29ビルハ、エゼム、トラデ 30ベトエル、ホルマ、チクラグ 31ベテマルカボテ、ハザルスシム、ベテビリ、シヤライム是等(これら)(まち)はダビデの()にたるまで彼等(かれら)(もの)たりき 32その村郷(むらざと)はエタム、アイン、リンモン、トケン、アシヤンの(いつつ)(まち)なり 33またこの邑々(まちまち)周圍(まはり)衆多(おほく)(むら)ありてバアルにまでおよべり(かれ)らの住處(すみどころ)(かく)のごとくにして(かれ)各々(おのおの)系譜(けいふ)あり 34メシヨバブ、ヤムレク、アマジヤの()ヨシヤ 35ヨエル、アシエルの曾孫(ひこ)セラヤの(まご)ヨシビアの()ヱヒウ 36ヱリオエナイ、ヤコバ、ヱシヨハヤ、アサヤ、アデヱル、ヱシミエル、ベナヤ 37およびシピの()ジザ、シピはアロンの() アロンはヱダヤの() ヱダヤはシムリの() シムリはシマヤの()なり 38(ここ)()()げたる者等(ものども)はその宗族(やから)(うち)(かしら)たる(もの)にしてその宗家(そうけ)(おほい)蔓延(ひろがれ)39彼等(かれら)はその(むれ)のために牧場(まきば)(もと)めんとてゲドルの西(にし)におもむき(たに)(ひがし)(かた)にいたり 40つひに膏腴(ゆたか)なる()牧場(まきば)()いだせしがその()(ひろ)靜穩(おだやか)にして安寧(やすらか)なりき()(さき)より其處(そこ)(すみ)たりし(もの)はハム(びと)なればなり 41(すなは)(かみ)にその()(しる)したる者等(ものども)ユダの(わう)ヒゼキヤの()(ゆき)(かれ)らの幕屋(まくや)(うち)やぶり(かれ)らと其處(そこ)(をり)しメウニ(びと)(ことごと)(ほろ)ぼし(これ)(かは)りて其處(そこ)(すみ)今日(こんにち)にいたる()はその(むれ)(かふ)べき牧場(まきば)其處(そこ)にありたればなり 42またシメオンの子孫(しそん)(もの)五百(にん)(ばかり)イシの子等(こら)ペラテア、ネアリア、レバヤ、ウジエルを(かしら)としてセイル(やま)(せめ)ゆき 43アマレキ(びと)(のが)れて(のこ)れる(もの)(うち)ほろぼして今日(こんにち)まで其處(そこ)(すめ)

第五章

1イスラエルの長子(ちやうし)ルベンの子等(こら)()のごとしルベンは長子(ちやうし)なりしがその(ちち)(とこ)(けが)ししによりてその長子(ちやうし)(けん)はイスラエルの()ヨセフの子等(こら)(あた)へらる(しか)れども系譜(けいふ)長子(ちやうし)(けん)にしたがひて(しる)すべきに(あら)2そはユダその(しよ)兄弟(きやうだい)(まさ)(もの)となりて(きみ)たる(もの)その(なか)より(いづ)ればなり(ただ)長子(ちやうし)(けん)はヨセフに(ぞく)3(すなは)ちイスラエルの長子(ちやうし)ルベンの子等(こら)はハノク、パル、ヘヅロン、カルミ 4ヨエルの()はシマヤ その()はゴグ その()はシメイ 5その()はミカ その()はレアヤ その()はバアル 6その()はベエラ このべエラはアッスリヤの(わう)テルガテピルネセルに(とら)へられてゆけり(かれ)はルベン(ひと)(うち)牧伯(つかさ)たる(もの)なりき 7(かれ)兄弟(きやうだい)()はその宗族(やから)()りその歴代(れきだい)系譜(けいふ)によれば()のごとし(かしら)ヱイエルおよびゼカリヤ 8ベラ(など)なりベラはアザズの()シマの(まご)ヨエルの曾孫(ひこ)なりかれアロエルに()みて()をネボ、バアルメオンにまでおよぼししが 9ギレアデの()にてその家畜(かちく)殖増(ふえまし)ければまた()(ひがし)(かた)ユフラテ(がは)此方(こなた)なる荒野(あらの)極端(はし)にまでおよぼせり 10またサウルの(とき)にハガリ(びと)戰爭(いくさ)してこれを(うち)(やぶ)りギレアデの(ひがし)(ぜん)()なる(かれ)らの幕屋(まくや)(すみ)たり 11ガドの子孫(しそん)はこれと相對(あひむか)ひてバシヤンの()にすみて()をサルカにまで(およ)ぼせり 12(かしら)はヨエル(つぎ)はシヤパム、ヤアナイ、シヤパテ(とも)にバシヤンに(をれ)13(かれ)らの兄弟(きやうだい)()はその宗家(そうけ)によればミカエル、メシユラム、シバ、ヨライ、ヤカン、ジア、ヘベル都合(あはせて)(にん) 14是等(これら)はホリの()アビハイルの子等(こら)なり ホリはヤロアの()ヤロアはギレアデの()ギレアデはミカエルの()ミカエはヱシサイの()ヱシサイはヤドの()ヤドはブズの() 15アヒはアブデルの()アブデルはグニの()グニは(その)宗家(そうけ)(ちやう)たり 16(かれ)らはギレアデとバシヤンと(その)郷里(むらざと)とシヤロンの(しよ)郊地(かうち)(すみ)()(その)四方(よも)(さかひ)(およ)ぼせり 17是等(これら)はみなユダの(わう)ヨタムの()とイスラエルの(わう)ヤラベアムの()系譜(けいふ)(のせ)たるなり 18ルベンの子孫(しそん)とガド(びと)とマナセの(なかばの)支派(わかれ)には(いで)(たたか)ふべき(もの)(まん)(せん)(ひやく)六十(にん)あり(みな)勇士(ゆうし)にして()(たて)(ほこ)とを()()(ゆみ)()きかつ(よく)(たたか)(もの)なり 19彼等(かれら)ハガリ(びと)およびヱトル、ネフシ、ノダブ(など)戰爭(いくさ)しけるが 20助力(たすけ)をかうむりて攻撃(せめうた)たればハガリ(びと)および(これ)(とも)なりし者等(ものども)みな(かれ)らの()におちいれり()(かれ)(ぢん)(ちう)にて(かみ)()びこれを(たの)みしによりて(かみ)これを(きき)いれたまひしが(ゆゑ)なり 21かくて(かれ)らその家畜(かちく)(うば)ひとりしに駱駝(らくだ)(まん) (ひつじ)二十五(まん) 驢馬(ろば)(せん)あり(ひと)(まん)ありき 22またころされて(たふ)れたる(もの)(おほ)しその戰爭(たたかひ)(かみ)(よれ)るがゆゑなり(しか)して(かれ)らはこれが()(かは)りて(すみ)その(とらへ)(うつ)さるる(とき)におよべり 23マナセの(なかばの)支派(わかれ)人々(ひとびと)はこの()()(ふえ)(ひろが)りてつひにバシヤンよりバアルヘルモン、セニルおよびヘルモン(やま)まで()をおよぼせり 24その宗家(そうけ)(ちやう)()のごとし(すなは)ちエペル、イシ、エリエル、アズリエル、ヱレミヤ、ホダヤ、ヤデエル(これ)みなその宗家(そうけ)(ちやう)にして()ある大勇士(だいゆうし)なりき 25彼等(かれら)その先祖(せんぞ)(たち)(かみ)にむかひて(つみ)(をか)(かつ)彼等(かれら)(まへ)(かみ)(ほろ)ぼしたまひし(くに)民等(たみども)(かみ)(した)ひてこれと姦淫(かんいん)したれば 26イスラエルの(かみ)アッスリヤの(わう)ブルの(こころ)(ふり)(おこ)しまたアッスリヤの(わう)テグラテビレセルの(こころ)(ふり)(おこ)したまへり(かれ)つひにルベン(びと)とガド(びと)とマナセの(なかばの)支派(わかれ)とを(とら)へゆきこれをハウラとハボルとハラとゴザンの(かは)(ほとり)とに(うつ)せり彼等(かれら)今日(こんにち)まで其處(そこ)にあり

第六章

1レビの子等(こら)はゲルシヨン、コハテ、メラリ 2コハテの子等(こら)はアムラム、イヅハル、ヘブロン、ウジエル 3アムラムの子等(こら)はアロン、モーセ、ミリアム、アロンの子等(こら)はナダブ、アビウ、エレアザル、イタマル 4エレアザル、ピネハスを()み ピネハス、アビシユアを()5アビシユア、ブツキを()み ブツキ、ウジを()6ウジ、ゼラヒヤを()み ゼラヒヤ、メラヨテを()7メラヨテ、アマリヤを()み アマリヤ、アヒトブを()8アヒトブ、ザドクを()み ザドク、アヒマアズを()9アヒマアズ、アザリヤを()み アザリヤ、ヨハナンを()10ヨハナン、アザリヤを(うめ)(これ)アザリヤはヱルサレムなるソロモンの(たて)たる(みや)にて祭司(さいし)(つとめ)をなせし(もの)なり 11アザリヤ、アマリヤを()み アマリヤ、アヒトブを()12アヒトブ、ザドクを()み ザドク、シヤルムを()13シヤルム、ヒルキヤを()み ヒルキヤ、アザリヤを()14アザリヤ、セラヤを()み セラヤ、ヨザダクを()15ヨザダグはヱホバ、ネブカデネザルの()をもてユダおよびヱルサレムの(ひと)(とら)へうつしたまひし(とき)(とら)へられて(ゆけ)16レビの子等(こら)はゲルシヨン、コハテおよびメラリ 17ゲルシヨンの子等(こら)()()のごとしリブニおよびシメイ 18コハテの子等(こら)はアムラム、イヅハル、ヘブロン、ウジエル 19メラリの子等(こら)はマヘリおよびムシ、レビ(びと)宗族(やから)はその宗家(そうけ)によれば(かく)のごとし 20ゲシヨンの()はリブニ その()はヤハテ その()はジンマ 21その()はヨア その()はイド その()はゼラ その()はヤテライ 22コハテの()はアミナダブ その()はコラ その()はアシル 23その()はエルカナ その()はエビアサフ その()はアシル 24その()はタハテ その()はウリエル その()はウジヤ その()はシヤウル 25エルカナの子等(こら)はアマサイおよびアヒモテ 26エルカナについてはエルカナの()はゾバイ その()はナハテ 27その()はエリアブ その()はヱロハム その()はエルカナ 28サムエルの子等(こら)長子(うひご)はヨエル (つぎ)はアビヤ 29メラリの()はマヘリ その()はリブニ その()はシメイ その()はウザ 30その()はシメア その()はハギヤ その()はアサヤなり 31契約(けいやく)(はこ)安置(あんち)せし(のち)ダビデ()人々(ひとびと)(たて)てヱホバの(いへ)にて謳歌(うたうたふ)(こと)(つかさ)どらせたり 32彼等(かれら)集會(しふうくわい)幕屋(まくや)住所(じうしよ)(まへ)にて謳歌(うたうたふ)(こと)をおこなひ(きた)りしがソロモン、ヱルサレムにヱホバの(いへ)(たつ)るにおよびその次序(ついで)(したが)ひてその(しよく)をつとめたり 33(たち)奉事(つとめ)をなせるものおよびその子等(こら)()のごとしコハテの子等(こら)(うち)ヘマンは謳歌師(うたうたひの)(をさ)たり ヘマンはヨルの() ヨエルはサムエルの() 34サムエルはエルカナの() エルカナはヱロハムの() ヱロハムはエリエルの() エリエルはトアの() 35トアはヅフの() ヅフはエルカナの() エルカナはマハテの() マハテはアマサイの() 36アマサイはヱルカナの() エルカナはヨエルの() ヨエルはアザリヤの() アザリヤはゼパニヤの() 37ゼパニヤはタハテの() タハテはアシルの() アシルはエビアサフの() エビアサフはコラの() 38コラはイヅハルの() イヅハルはコハテの() コハテはレビの() レビはイスラエルの()なり 39ヘマンの兄弟(きやうだい)アサフ、ヘマンの(みぎ)(たて)り アサフはベレキヤの() ベレキヤはシメアの() 40シメアはミカエルの() ミカエルはバアセヤの() バアセヤはマルキヤの() 41マルキヤはエテニの() エテニはゼラの() ゼラはアダヤの() 42アダヤはエタンの() エタンはジンマの() ジンマはシメイの() 43シメイはヤハテの() ヤハテはゲルシヨンの() ゲルシヨンはレビの()なり 44また(かれ)らの兄弟(きやうだい)なるメラリ人等(びとら)その(ひだり)(たて)(その)(うち)のエタンはキシの()なり キシはアブデの() アブデはマルクの() 45マルクはハシヤビヤの() ハシヤビヤはアマジヤの() アマジヤはヒルキヤの() 46ヒルキヤはアムジの() アムジはバニの() バニはセメルの() 47セメルはマヘリの() マヘリはムシの() ムシはメラリの() メラリはレビの()なり 48(かれ)らの兄弟(きやうだい)なるレビ(びと)()(かみ)(いへ)幕屋(まくや)(もろもろ)(つとめ)(にん)ぜられたり 49アロンおよびその子等(こら)燔祭(はんさい)(だん)(かう)(だん)(うへ)(もの)(ささ)ぐることを(つかさ)どりまた至聖所(いときよきところ)(もろもろ)(わざ)をなし(かつ)イスラエルのために(あがなひ)をなすことを(つかさ)どれり(すべ)(かみ)(しもべ)モーセの(めい)じたるごとし 50アロンの子孫(しそん)()のごとし アロンの()はエレアザル その()はピネハス その()はアビシユア 51その()はブツキ その()はウジ その()はゼラヒヤ 52その()はメラヨテ その()はアマリヤ その()はアヒトブ 53その()はザドク その()はアヒマアズ 54アロンの子孫(しそん)(すみ)(どころ)四方(よも)(さかひ)(うち)にありその閭里(さと)(したが)ひていはば()(ごと)(まづ)コハテ(びと)宗族(やから)(くじ)によりて()たるところは(これ)なり 55すなはちユダの()(うち)よりはヘブロンとその周圍(まはり)郊地(かうち)()たり 56(ただ)しその(まち)田野(たはた)村々(むらむら)はヱフンネの()カレブに()せり 57すなはちアロンの子孫(しそん)()たる(まち)逃遁(のがれの)(まち)なるヘブロン、リブナとその郊地(かうち) ヤツテルおよびエシテモアとそれらの郊地(かうち) 58ホロンとその郊地(かうち) デビルとその郊地(かうち) 59アシヤンとその郊地(かうち) ベテシメシとその郊地(かうち)なり 60またベニヤミンの支派(わかれ)(うち)よりはゲバとその郊地(かうち) アレメテとその郊地(かうち) アナトテとその郊地(かうち)()たり (かれ)らの(まち)はその宗族(やから)(うち)都合(あはせて)十三ありき 61またコハテの子孫(しそん)支派(わかれ)(うち)(この)(ほか)なる(もの)はかの(なかばの)支派(わかれ)(うち)(すなは)ちマナセの(なかばの)支派(わかれ)(うち)より(くじ)によりて(とを)(まち)()たり 62またゲルシヨンの子孫(しそん)宗族(やから)はイツサカルの支派(わかれ)アセルの支派(わかれ)ナフタリの支派(わかれ)(およ)びバシヤンなるマナセの支派(わかれ)(うち)より十三の(まち)()たり 63またメラリの子孫(しそん)宗族(やから)はルベンの支派(わかれ)ガドの支派(わかれ)およびゼブルンの支派(わかれ)(うち)より(くじ)によりて十二の(まち)()たり 64イスラエルの子孫(しそん)(まち)とその郊地(かうち)とをレビ(びと)(あた)へたり 65(すなは)ちユダの子孫(しそん)支派(わかれ)とシメオンの子孫(しそん)支派(わかれ)とベニヤミンの子孫(しそん)支派(わかれ)(うち)よりして(ここ)()(あげ)たる是等(これら)(まち)(くじ)によりて(これ)(あた)へたり 66コハテの子孫(しそん)宗族(やから)はまたエフライムの支派(わかれ)(うち)よりも(まち)()てその領地(りやうち)となせり 67(すなは)ちその()たる逃遁(のがれの)(まち)はエフライム(やま)のシケムとその郊地(かうち)およびゲゼルとその郊地(かうち) 68ヨクメアムとその郊地(かうち) ベテホロンとその郊地(かうち) 69アヤロンとその郊地(かうち) ガテリンモンとその郊地(かうち)なり 70またマナセの(なかばの)支派(わかれ)(うち)よりはアネルとその郊地(かうち) ビレアムとその郊地(かうち)(これ)みなコハテの子孫(しそん)(のこ)れる宗族(やから)()せり 71ゲルシヨンの子孫(しそん)()せし(もの)はマナセの(なかばの)支派(わかれ)宗族(やから)(うち)よりはバシヤンのゴランとその郊地(かうち) アシタロテとその郊地(かうち) 72イツサカルの支派(わかれ)(うち)よりはゲデシとその郊地(かうち) ダベラテとその郊地(かうち) 73ラモテとその郊地(かうち) アネムとその郊地(かうち) 74アセル支派(わかれ)(うち)よりはミシアルとその郊地(かうち) アブドンとその郊地(かうち) 75ホコクとその郊地(かうち)レホブとその郊地(かうち) 76ナフタリの支派(わかれ)(うち)よりはガリラヤのゲデシとその郊地(かうち) ハンモンとその郊地(かうち) キリアタイムとその郊地(かうち) 77(この)(ほか)(もの)すなはちメラリの子孫(しそん)()せし(もの)はゼブルンの支派(わかれ)(うち)よりはリンモンとその郊地(かうち) タボルとその郊地(かうち) 78ヱリコに(たい)するヨルダンの彼旁(かなた)すなはちヨルダンの(ひがし)においてルベンの支派(わかれ)(うち)よりは曠野(あれの)のベゼルとその郊地(かうち) ヤザとその郊地(かうち) 79ケデモテとその郊地(かうち) メバアテとその郊地(かうち) 80ガドの支派(わかれ)(うち)よりはギレアデのラモテとその郊地(かうち) マハナイムとその郊地(かうち) 81ヘシボンとその郊地(かうち) ヤゼルとその郊地(かうち)

第七章

1イツサカルの子等(こら)はトラ、プワ、ヤシユブ、シムロムの四(にん) 2トラの子等(こら)はウジ、レバヤ、ヱリエル、ヤマイ、ヱブサム、サムエル(これ)みなトラの()にして宗家(そうけ)(ちやう)なり(その)子孫(しそん)大勇士(だいゆうし)たる(もの)はダビデの()にはその(かず)(まん)(せん)(ぴやく)(にん)なりき 3ウジの()はイズラヒヤ、イズラヒヤの子等(こら)はミカエル、オバデヤ、ヨエル、イツシヤの五(にん)(これ)みな(かしら)たる(もの)なりき 4その宗家(そうけ)によればその子孫(しそん)(うち)軍旅(ぐんりよ)()(そつ)(まん)(せん)(にん)ありき()彼等(かれら)(つま)()(おほ)(もち)たればなり 5イツサカルの(すべて)宗族(やから)(うち)なるその兄弟(きやうだい)(たち)すなはち()簿(ふみ)記載(のせ)たる大勇士(だいゆうし)都合(あはせて)(まん)(せん)(にん) 6ベニヤミンの子等(こら)はベラ、ベケル、ヱデアエルの三(にん) 7ベラの子等(こら)はエヅボン、ウジ、ウジエル、ヱレモテ、イリの五(にん) (みな)その宗家(そうけ)(ちやう)なりその()簿(ふみ)記載(のせ)たる大勇士(だいゆうし)は二(まん)(せん)三十四(にん) 8ベケルの子等(こら)はセミラ、ヨアシ、エリエゼル、エリオエナイ、オムリ、ヱレモテ、アビヤ、アナトテ、アラメテ(これ)みなベケルの子等(こら)にして宗家(そうけ)(ちやう)なり 9その子孫(しそん)(うち)()簿(ふみ)記載(のせ)たる大勇士(だいゆうし)は二(まん)(ひやく)(にん)なりき 10またヱデアエルの()はビルハン、ビルハンの子等(こら)はヱウシ、ベニヤミン、エホデ、ケナアナ、ゼタン、タルシシ、アビシヤハル 11(これ)みなヱデアエルの()にして宗家(そうけ)(ちやう)たりきその子孫(しそん)(うち)()(ぢん)にのぞみて(たたか)大勇士(だいゆうし)(まん)(せん)(ひやく)(にん)ありき 12またイリの子等(こら)はシユパムおよびホパム、またアヘラの()はホシム 13ナフタリの子等(こら)はヤジエル、グニ、ヱゼル、シヤルム(これ)みなビルハの(うめ)()なり 14マナセの子等(こら)はその(つま)(うめ)(もの)はアシリエルその(そばめ)なるスリアの(をんな)(うめ)(もの)はギレアデの(ちち)マキル 15マキルはホパムとシユバムの(いもうと)()はマアカとい(もの)(つま)(めと)れりその(つぎ)(もの)はゼロペハデといふゼロペハデには女子(によし)ありしのみ 16マキルの(つま)マアカ男子(なんし)(うみ)てその()をペレシとよべりその(おとうと)()はシヤレシ、シヤレシの子等(こら)はウラムおよびラケム 17ウラムの()はベダン是等(これら)はマナセの()マキルの()なるギレアデの子等(こら)なり 18その(いもうと)ハンモレケテはイシホデ、アビエゼル、マヘラを(うめ)19セミダの子等(こら)はアヒアン、シケム、リキ、アニヤム 20エフライムの()はシユテラ その()はベレデ その()はタハテ その()はエラダ その()はタハテ 21その()はザバデ その()はシユテラ エゼルとエレアデはガテの土人(どじん)()これを(ころ)せり()(かれ)(くだ)りゆきてこれが家畜(かちく)(うば)はんとしたればなり 22その(ちち)エフライムこれがために(かなし)むこと()(ひさ)しかりければその兄弟(きやうだい)(たち)きたりてこれを(なぐ)さめたり 23かくて(のち)エフライムその(つま)(ところ)にいりけるに(はら)みて男子(なんし)(うみ)たればその()をベリア(災難(わざはひ))ごとなづけたりその(いへ)災難(わざはひ)ありたればなり 24エフライムの女子(むすめ)セラは(かみ)(しも)のベテホロンおよびウゼンセラを(たて)たり 25ベリアの()はレバおよびレセフ その()はテラ その()はタハン 26その()はラダン その()はアミホデ その()はエリシヤマ 27その()はヌン その()はヨシユア 28エフライムの子孫(しそん)產業(さんげふ)住處(すまひどころ)はベテルとその郷里(むらざと) また(ひがし)(かた)にてはナアラン 西(にし)(かた)にてはゲゼルとその郷里(むらざと) またシケムとその郷里(むらざと) およびアワとその郷里(むらざと) 29またマナセの子孫(しそん)(くに)(ざかひ)沿(そふ)てはベテシヤンとその郷里(むらざと) タアナクとその郷里(むらざと) メギドンとその郷里(むらざと) ドルとその郷里(むらざと)なり イスラエルの()ヨセフの子孫(しそん)是等(これら)(ところ)(すめ)30アセルの子等(こら)はイムナ、イシワ、ヱスイ、ベリアおよびその姉妹(しまい)セラ 31ベリアの子等(こら)はヘベルおよびマルキエル、マルキエルはビルザヒテの(ちち)なり 32ヘベルはヤフレテ、シヨメル、ホタムおよびその姉妹(しまい)シユワを(うめ)33ヤフレテの子等(こら)はバサク、ビムハル、アシワテ、ヤフレテの子等(こら)(かく)のごとし 34シヨメルの子等(こら)はアヒ、ロガ、ホバおよびアラム 35シヨメルの兄弟(きやうだい)ヘレムの子等(こら)はゾバ、イムナ、シレン、アマル 36ゾバの子等(こら)はスア、ハルネペル、シユアル、ベリ、イムラ 37ベゼル、ホド、シヤンマ、シルシヤ、イテラン、ベエラ 38ヱテルの子等(こら)はヱフンネ、ピスパおよびアラ 39ウラの子等(こら)はアラ、ハニエルおよびリヂア 40(これ)みなアセルの子孫(しそん)にして宗家(そうけ)(ちやう)たり挺出(ぬきんで)たる大勇士(だいゆうし)たり(しやう)(くわん)(かしら)たりきその()簿(ふみ)記載(のせ)たる()(ぢん)にのぞみて(たたか)(もの)(まん)(せん)(にん)あり

第八章

1ベニヤミンの(うめ)(もの)長子(うひご)はベラ その(つぎ)はアシベル その三はアハラ 2その四はアハ その五はラパ 3ベラの子等(こら)はアダル、ゲラ、アビウデ 4アビシユア、ナアマン、アホア 5ゲラ、シフパム、ヒラム 6エホデの子等(こら)()のごとし是等(これら)はゲバの(たみ)宗家(そうけ)(ちやう)なり(これ)はマナハテに(うつ)されたり 7すなはちナアマンおよびアヒヤとともにゲラこれを(うつ)せるなりエホデの子等(こら)はすなはちウザとアヒウデ(これ)なり 8シヤハライムはその(つま)ホシムとバアラを(さり)(のち)モアブの(くに)においてまた子等(こども)(まう)けたり 9(かれ)がその(つま)ホデシによりて(まう)けたる子等(こら)はヨバブ、ヂビア、メシヤ、マルカム 10ヱウツ、シヤキヤおよびミルマ(これ)その子等(こら)にして宗家(そうけ)(ちやう)なり 11(かれ)またホシムによりてアビトブとエルパアルを(まう)けたり 12エルパアルの子等(こら)はエベル、ミシヤムおよびシヤメル(かれ)はオノとロドとその郷里(むらざと)(たて)たる(もの)なり 13またベリア、シマあり是等(これら)はアヤロンの(たみ)宗家(そうけ)(ちやう)たる(もの)にしてガテの(たみ)(おひ)はらへり 14またアヒオ、シヤシヤク、エレモテ 15ゼバデヤ、アラデ、アデル 16ミカエル、イシパ、ヨハ是等(これら)はベリアの子等(こら)なり 17ゼバデヤ、メシユラム、ヘゼキ、ヘベル 18イシメライ、ヱズリア、ヨバブ是等(これら)はエルパアルの子等(こら)なり 19ヤキン、ジクリ、ザベデ 20エリエナイ、チルタイ、エリエル 21アダヤ、ベラヤ、シムラテ是等(これら)はシマの子等(こら)なり 22イシパン、へベル、エリエル 23アブドン、ジクリ、ハナン 24ハナニヤ、エラム、アントテヤ 25イペデヤ、ペヌエル是等(これら)はシヤシヤタの子等(こら)なり 26シヤムセライ、シハリア、アタリヤ 27ヤレシヤ、エリヤ、ジクリ是等(これら)はヱロハムの子等(こら)なり 28是等(これら)歴代(れきだい)宗家(そうけ)(ちやう)にして(かしら)たるものなり(これ)らはエルサレムに(すみ)たり 29ギベオンの()はギベオンに(すめ)りその(つま)()はマアカといふ 30その長子(うひご)はアブドン、(つぎ)はツル、キシ、バアル、ナダブ 31ゲドル、アヒオ、ザケル 32ミクロテはシメアを(うめ)是等(これら)(また)その兄弟(きやうだい)(たち)とともにヱルサレムに(すみ)てこれに(むか)(をれ)33ネル、キシを()み キシ、サウルを()みサウルはヨナタン、マルキシユア、アビナダプ、エシバアルを(うめ)34ヨナタンの()はメリバアル、メリバアル、ミカを(うめ)35ミカの子等(こら)はピトン、メレク、ダレア、アハズ 36アハズはヱホアダを()み ヱホアダはアレメテ、アズマウテおよびジムリを()み ジムリはモザを()37モザはビネアを(うめ)り その()はラパ その()はニレアサ その()はアゼル 38アゼルには六(にん)()あり(その)()()のごとしアズリカム、ボケル、イシマエル、シヤリヤ、オバデヤ、ハナン(これ)みなアゼルの()なり 39その兄弟(きやうだい)エセクの子等(こら)長子(うひご)はウラムその(つぎ)はヱウンその三はエリペレテ 40ウラムの子等(こら)大勇士(だいゆうし)にして()(ゆみ)()(もの)なりき(かれ)(まご)()(おほ)くして(ひやく)五十(にん)もありき(これ)みなベニヤミンの子孫(しそん)なり

第九章

1イスラエルの(ひと)(みな)()簿(ふみ)記載(のせ)られたり()(これ)(みな)イスラエルの列王(れつわう)()(しる)さるユダはその(つみ)のためにバビロンに(とら)へられてゆけり 2その產業(さんげふ)邑々(まちまち)最初(いやさき)(すま)ひし(もの)にイスラエル(びと) 祭司(さいし)(ども)レビ(びと)およびネテニ人等(びとら)なり 3またヱルサレムにはユダの子孫(しそん)ベニヤミンの子孫(しそん)およびエフライムとマナセの子孫(しそん)()(すめ)4(すなは)ちユダの()ペレヅの子孫(しそん)(うち)にてはアミホデの()ウタイ、アミホデはオムリの() オムリはイムリの()イムリはバニの()なり 5シロ(ぞく)(うち)にてはシロの長子(うひご)アサヤおよびその(ほか)子等(こら) 6ゼラの子孫(しそん)(うち)にてはユエルおよびその兄弟(きやうだい)(ぴやく)九十(にん) 7ベニヤミンの子孫(しそん)(うち)にてけハセヌアの()ハダヤの()なるメシユラムの()サル 8ヱロハムの()イブニヤ、ミクリの()なるウジの()エラおよびイブニヤの()リウエルの()なるシパテヤの()メシユラム 9(ならび)(かれ)らの兄弟(きやうだい)()その世系(せいけい)によれば(あは)せて九(ひやく)五十六(にん)(これ)みなその宗家(そうけ)(ちやう)たる人々(ひとびと)なり 10また祭司(さいし)(うち)にてはヱダヤ、ヨアリブ、ヤキン 11およびヒルキヤの()アザリヤ、ヒルキヤはメシユラムの() メシユラムはザドクの() ザドクはメラヨテの() メラヨテはアヒトブの()なり アザリヤは(かみ)(いへ)(つかさ)たり 12またヱロハムの()アダヤ、ヱロハムはバシユルの() バシユルはマルキヤの()なり またアデエルの()マアセヤ、アデエルはヤゼラの() ヤゼラはメシユラムの() メシユラムはメシレモテの() メシレモテはインメルの()なり 13また(かれ)らの兄弟(きやうだい)(たち)是等(これら)宗家(そうけ)(ちやう)たる(もの)にして(あは)せて一(せん)(ひやく)六十(にん)あり(みな)(かみ)(いへ)奉事(つとめ)をなすの(ちから)あるものなり 14レビ(びと)(うち)にてはハシユブの()シマヤ、ハシユブはアズリカムの() アズリカムはハシヤビヤの() (これ)はメラリの子孫(しそん)なり 15またバクバツカル、ヘレシ、ガラルおよびアサフの()ジクリの()なるミカの()マツタニヤ 16ならびにヱドトンの()ガラルの()なるシマヤの()オバデヤおよびエルカナの()なるアサの()ベレキヤ、エルカナはネトバ(びと)郷里(むらざと)(すみ)たる(もの)なり 17(もん)(まも)(もの)はシヤルム、アツクブ、タルモン、アヒマンおよびその兄弟(きやうだい)(たち)にしてシヤレムその(かしら)たり 18(かれ)今日(こんにち)まで(ひがし)(かた)なる(わう)(もん)(まも)りをる是等(これら)はレビの子孫(しそん)(えい)(もん)(まも)(もの)なり 19コラの()エビアサフの()なるコレの()シヤルムおよびその(ちち)(いへ)兄弟(きやうだい)(たち)などのコラ(びと)幕屋(まくや)門々(かどかど)(まも)職務(つとめ)(つかさ)どれりその先祖(せんぞ)(たち)はヱホバの(えい)(かたはら)にありてその(いり)(くち)(まも)れり 20エレアザルの()ピネハス(むかし)(かれ)らの主宰(つかさ)たりきヱホバ(かれ)とともに(いま)せり 21メシレミヤの()ゼカリヤは集會(しふくわい)幕屋(まくや)(もん)(まも)(もの)なりき 22(これ)みな(えら)ばれて(かど)(まも)(もの)にて(あは)せて二(ひやく)十二(にん)ありき(みな)その村々(むらむら)()簿(ふみ)記載(のせ)たる(もの)なりしがダビデと先見(せんけん)(しや)サムエルこれをその(しよく)(にん)じたり 23彼等(かれら)とその子孫(しそん)順番(かはりがはり)にヱホバの(いへ)すなはち幕屋(まくや)(もん)(つかさ)どれり 24(もん)(まも)(もの)西(にし)(ひがし)(きた)(みなみ)四方(しはう)(をれ)25またその村々(むらむら)()兄弟(きやうだい)(たち)七日(なぬか)ごとに(かは)(きた)りて(かれ)らを(たす)けたり 26(もん)(まも)(もの)(かしら)たるこの()(にん)のレビ(びと)はその(しよく)にをりて(かみ)(いへ)(もろもろ)(いへ)府庫(くら)とを(つかさ)どれり 27(かれ)らは番守(まもり)をなす()なるに(より)(かみ)(いへ)四周(まはり)(やど)れり(しか)して(あさ)ごとにこれを(ひら)くことをせり 28その(うち)奉事(つとめ)器皿(うつはもの)(つかさ)どる(もの)あり(これ)はその(かず)(しら)べて(たづさ)へいりそり(かず)(しら)べて(たづさ)へいだすべき(もの)なり 29またその(ほか)器皿(うつはもの)すなはち聖所(きよきところ)一切(すべて)器皿(うつはもの)および(むぎ)() (さけ) (あぶら) 乳香(にうかう) 香料(かうれう)(つかさ)どる(もの)あり 30また祭司(さいし)(ともがら)(うち)香料(かうれう)をもて香膏(にほひあぶら)(つく)(もの)あり 31コラ(びと)シヤルムの長子(うひご)なるマツタテヤといふレビ(びと)(なべ)にて(つく)るところの(もの)(つかさ)どれり 32またコハテ(びと)子孫(しそん)たるその兄弟(きやうだい)(たち)(うち)供前(そなへ)のパンを(つかさ)どりて安息日(あんそくにち)ごとにこれを調(ととの)ふる者等(ものども)あり 33レビ(びと)宗家(そうけ)(ちやう)たる是等(これら)(もの)謳歌師(うたづかさ)にして殿(みや)(もろもろ)(へや)(をり)(ほか)(つとめ)(なさ)ざりき()日夜(にちや)その職務(つとめ)にかかりをればなり 34是等(これら)はレビ(びと)歴代(れきだい)宗家(そうけ)(ちやう)にして首長(をさ)たる(もの)なり是等(これら)はヱルサレムに(すめ)35ギベオンの()ヱヒエルはギベオンに(すめ)りその(つま)()はマアカといふ 36その長子(うひご)はアブドン(つぎ)はツル、キシ、バアル、ネル、ナダブ 37ゲドル、アヒオ、ゼカリヤ、ミクロテ 38ミクロテ、シメアムを(うめ)彼等(かれら)もその兄弟(きやうだい)(たち)とともにヱルサレムに(すみ)てその兄弟(きやうだい)(たち)相對(あひむか)(をれ)39ネルはキシを()み キシはサウルを()み サウルはヨナタン、マルキシユア、アビナダブおよびエシバアタを(うめ)40ヨナタンの()はメリバアル、メリバアル、ミカを(うめ)41ミカの子等(こら)はピトン、メレク、タレアおよびアハズ 42アハズはヤラを()み ヤラはアレメテ、アズマウテおよびジムリを()み ジムリはモザを()43モザはピネアを(うめ)り ピネアの()はレバヤ その()はエレアサ その()はアゼル 44アゼルは六(にん)()ありきその()()のごとしアズリカム、ボケル、イシマエル、シヤリヤ、オバデヤ、ハナン是等(これら)はアゼルの()なり

第十章

1(ここ)にペリシテ(びと)イスラエルと(たたか)ひけるがイスラエルの人々(ひとびと)はペリシテ(びと)(まへ)より()げギルボア(やま)(ころ)されて(たふ)れたり 2ペリシテ(びと)はサウルとその子等(こら)追撃(おひうち)しかしてペリシテ(びと)サウルの()ヨナタン、アビナダブおよびマルキシユアを(ころ)せり 3(かく)その戰闘(たたかひ)(はげ)しうしてサウルにおし(せま)射手(いて)者等(ものども)つひにサウルに(おひ)つきければサウルは射手(いて)者等(ものども)のために(なや)めり 4サウル(ここ)におひてその武器(ぶき)()(もの)(いひ)けるは(なんぢ)(つるぎ)をぬき(それ)をもて(われ)()(おそ)らくはこの割禮(かつれい)なき者等(ものども)きたりて(われ)(はづか)しめんと(しか)るにその武器(ぶき)()(もの)(いた)くおそれて(うけが)はざりければサウルすなはちその(つるぎ)をとりてその(うへ)(ふし)たり 5武器(ぶき)()(もの)サウルの(しに)たるを()(おのれ)もまた(つるぎ)(うへ)(ふし)(しね)6(かく)サウルとその三(にん)子等(こら)およびその家族(かぞく)みな(とも)(しね)7(たに)()るイスラエルの人々(ひとびと)みな(かれ)らの(にぐ)るを()またサウルとその子等(こら)(しね)るを()てその邑々(まちまち)(すて)(にげ)ければペリシテ(びと)(きた)りてその(うち)(すめ)8(あく)()ペリシテ(びと)(ころ)されたる(もの)(はが)んとて(きた)りサウルとその子等(こら)のギルボア(やま)にたふれをるを() 9すなはちサウルを(はぎ)てその(くび)とその鎧甲(よろひ)()りペリシテの(くに)の四(はう)(ひと)(つか)はしてこの(こと)をその偶像(ぐうざう)(たみ)(つげ)しめ 10しかしてかれが鎧甲(よろひ)をその(かみ)(いへ)(をさ)(かれ)(くび)をダゴンの(みや)(うちつ)けたり 11(ここ)にペリシテ(びと)がサウルになしたる(こと)ことごとくヤベシギレアデ(ぢう)(きこ)えければ 12勇士(ゆうし)()みな(おこ)りサウルの(からだ)とその子等(こら)(からだ)とを(うば)(とり)てこれをヤベシに(もち)きたりヤベシの橡樹(かしのき)(もと)にその(ほね)(はうむ)りて七日(なぬか)のあひだ斷食(だんじき)せり 13(かく)サウルはヱホバにむかひて(をか)せし(つみ)のために(しに)たり(すなは)(かれ)はヱホバの(ことば)(まも)らすまた憑鬼者(くちよせ)(とふ)ことを()して 14ヱホバに(とふ)ことをせざりしなり(ここ)をもてヱホバかれを(ころ)しその(くに)(うつ)してヱツサイの()ダビデに(あた)へたまへり

第十一章

1(ここ)にイスラエルの(ひと)みなヘブロンに(あつ)まりてダビデの(もと)(いた)(いひ)けるは(われ)らは(なんぢ)(こつ)(にく)なり 2(さき)にサウルが(わう)たりし(とき)にも(なんぢ)はイスラエルを(ひき)ゐで出入(でいり)する(もの)なりき(また)なんぢの(かみ)ヱホバ(なんぢ)にむかひて(なんぢ)はわが(たみ)イスラエルを牧養(やしな)(もの)となり我民(わがたみ)イスラエルの(きみ)とならんと(いひ)たまへりと 3(かく)イスラエルの長老(としより)みなヘブロンにきたりて(わう)(もと)にいたりければダビデ、ヘブロンにてヱホバの(まへ)(かれ)らと契約(けいやく)をたてたり(かれ)らすなはちダビデに(あぶら)をそそぎてイスラエルの(わう)となしサムエルによりて(つた)はりしヱホバの(ことば)のごとくせり 4かくてダビデはイスラエルの人々(ひとびと)(ひき)ゐてエルサレムに(ゆけ)りヱルサレムは(すなは)ちヱブスなりその(くに)土人(どじん)ヱブス(びと)其處(そこ)(をれ)5(ここ)においてヱブスの(たみ)ダビデに(いひ)けるは(なんぢ)(ここ)(いる)べからずと(しか)るにダビデはシオンの(しろ)(とれ)(これ)すなはちダビデの(まち)なり 6この(とき)ダビデいひけるは(たれ)にもあれ(だい)一にエブス(びと)(うち)やぶる(もの)(かしら)となし(しやう)となさんと(かく)てゼルヤの()ヨアブ(せん)(とう)して(かしら)となれり 7ダビデその(しろ)(すみ)たればこれをダビデの(まち)(とな)へたり 8ダビデまたその(まち)の四(はう)すなはちミロ(城塞(とりで))より(うち)の四(はう)建築(たてもの)をなせり(まち)(うち)のその()(ところ)はヨアブこれを修理(つくろ)へり 9(かく)てダビデはますます(おほい)になりゆけり萬軍(ばんぐん)のヱホバこれとともに(いま)したればなり 10ダビデが(もて)勇士(ゆうし)(おも)なる(もの)()のごとし是等(これら)はイスラエルの一切(すべて)(ひと)とともにダビデに(ちから)をそへて(くに)()させ(つひ)にこれを(わう)となしてヱホバがイスラエルにつきて(のたま)ひし(ことば)(はた)せり 11ダビデの(もて)勇士(ゆうし)(かず)(かく)のごとし(だい)一は三十(にん)(かしら)たるハクモニ(びと)()ヤシヨベアム(かれ)(やり)(ふる)ひて一時(いちじ)に三(びやく)(にん)(つき)(ころ)せし(こと)あり 12(かれ)(つぎ)はアホア(ひと)ドドの()エレアザルにして三勇士(ゆうし)(うち)なり 13(かれ)ダビデとともにパスダミムに(あり)けるにペリシテ(びと)其處(そこ)(あつま)りきて(たたか)へり其處(そこ)(おほ)(むぎ)滿(みち)たる()一箇所(いつかしよ)あり(とき)(たみ)ペリシテ(びと)(まへ)より(にげ)たりしが 14(かれ)その地所(ぢじよ)(なか)(ふみ)とどまり(これ)(まも)りてペリシテ(びと)(ころ)せり(しか)してヱホバ(おほい)なる拯救(すくひ)をほどこして(これ)(すく)ひたまへり 15三十(にん)(かしら)なる三(にん)(もの)アドラムの洞穴(ほらあな)(くだ)(いは)(ところ)(ゆき)てダビデに(いた)りし(こと)あり(とき)にペリシテ(びと)軍兵(ぐんぴやう)はレパイムの(たに)(ぢん)どれり 16その(とき)ダビデは(とりで)()りペリシテ(びと)鎮臺(ちんだい)(へい)はベテレヘムにありけるが 17ダビデ(した)(のぞ)みて(いひ)けるは(たれ)かベテレヘムの(もん)にある(ゐど)(みづ)(もち)(きた)りて(われ)(のま)せよかし 18この三(にん)すなはちペリシテ(びと)軍兵(ぐんぴやう)(なか)(つき)とほりてベテレヘムの(もん)にある(ゐど)(みづ)(くみ)(とり)てダビデの(もと)(たづさ)へきたれり(され)どダビデこれを(のむ)ことをせす(これ)をヱホバの(まへ)(そそ)ぎて 19(いひ)けるは(わが)(かみ)(われ)(きはめ)てこれを(なさ)(われ)いかで(いのち)をかけし(この)(にん)()(のむ)べけんやと(かれ)らその(いのち)をかけて(これ)(たづさ)へきたりたればなり(ゆゑ)にダビデこれを(のむ)ことを()ざりき(この)勇士(ゆうし)(これ)らの(こと)(なせ)20ヨアブの兄弟(きやうだい)アビシヤイは三(にん)(かしら)たり(かれ)(やり)(ふる)ひて三(びやく)(にん)(つき)ころし三(にん)(うち)()()たり 21(かれ)(だい)二の三(にん)(うち)にて(もつと)(たふと)くしてその(かしら)にせらる(され)(だい)一の三(にん)には(およ)ばざりき 22ヱホヤダの()カブジエルのベナヤは勇氣(ゆうき)あり衆多(おほく)功績(いさを)ありし(もの)なり(かれ)はモアブのアリエルの二人(ふたり)()(うち)(ころ)せりまた(ゆき)()(くだ)りゆきて(あな)(なか)にて獅子(しし)一匹(ひとつ)(うち)(ころ)せし(こと)ありき 23(かれ)はまた長身(みのたけ)五キユビト(ほど)なるエジプト(びと)(ころ)せりそのエジプト(びと)機織(はたおり)(ちぎり)のごとき(やり)()(とり)をりしに(かれ)(つゑ)をとりて(これ)(もと)(くだ)りゆきエジプト(びと)()よりその(やり)(もぎり)とりてその(やり)をもて(これ)(ころ)せり 24ヱホヤダの()ベナヤ是等(これら)(こと)()し三勇士(ゆうし)(うち)()()たり 25(かれ)は三十(にん)(うち)にて(たふと)かりしかども(だい)一の三(にん)には(およ)ばざりきダビデかれを親兵(しんぺい)(かしら)となせり 26軍兵(ぐんぴやう)(うち)勇士(ゆうし)はヨアブの兄弟(きやうだい)アサヘル、ベテレヘムのドドの()エルハナン 27ハロデ(びと)シヤンマ、ペロニ(びと)ヘレヅ 28テコア(びと)イツケシの()イラ、アナトテ(びと)アビエゼル 29ホシヤ(びと)シベカイ、アホア(びと)イライ 30ネトパ(びと)マハライ、ネトパ(びと)バナアの()ヘレデ 31ベニヤミンの子孫(しそん)のギベアより(いで)たるリバイの()イツタイ、ピラトン(びと)ベナヤ 32ガアシの(たに)のホライ、アルバテ(びと)アビエル 33バハルム(びと)アズマウテ、シヤルボニ(びと)エリヤバ 34ギゾニ(びと)ハセム、ハラリ(びと)シヤゲの()ヨナタン 35ハラリ(びと)サカルの()アヒアム、ウルの()エリパル 36メケラ(びと)へペル、ペロニ(びと)アヒヤ 37カルメル(びと)ヘヅライ、エズバイの()ナアライ 38ナタンの兄弟(きやうだい)ヨエル、ハグリの()ミブハル 39アンモニ(びと)ゼレク、ゼルヤの()ヨアブの武器(ぶき)()(もの)なるベエロテ(びと)ナハライ 40エテリ(びと)イラ、エテリ(びと)ガレブ 41ヘテ(びと)ウリヤ、アヘライの()ザバデ 42ルベン(びと)シザの()アデナ(これ)はルベン(びと)軍長(ぐんちやう)一人(ひとり)にして從者(じうしや)三十(にん)(ひき)ゐたり 43マアカの()ハナン、ミテニ(びと)ヨシヤバテ 44アシテラ(びと)ウジヤ、アロエル(びと)ホタンの子等(こら)シヤマとヱイエル 45デジ(びと)シムリの()エデアエルおよびその兄弟(きやうだい)ヨハ、 46マハウ(びと)エリエル、エルナアムの子等(こら)エリバイおよびヨシヤワヤ、モアブ(びと)イテマ 47エリエル、オベデ、ソメバ(びと)ヤシエル

第十二章

1ダビデがキシの()サウルの(ゆゑ)によりて(なほ)チクラグに(とぢ)こもり(をり)ける(とき)彼處(かしこ)にゆきてダビデに(つき)(もの)()のごとしその人々(ひとびと)勇士(ゆうし)(うち)にしてダビデを(たす)けて(たたか)ひたる(もの) 2()(ゆみ)()右左(みぎひだり)()(もち)ゐて()(いし)(なげ)(ゆみ)()(はな)(もの)なりしが(とも)にベニヤミン(びと)にしてサウルの宗族(やから)たり 3(かしら)はアヒエゼル(つぎ)はヨアシ(これ)らはギベア(びと)シマアの子等(こら)なり(また)ヱジエルおよびペレテ(これ)らはアズマウラの子等(こら)なり(また)ベラカおよびアナトテ(びと)ヱヒウ 4またギベオン(びと)イシマヤ(かれ)は三十(にん)(うち)勇士(ゆうし)にして三十(びん)(かしら)なり(また)エレミヤ、ヤハジエル、ヨハナン、ゲデラ(びと)ヨザバデ 5エルザイ、エリモテ、ベアリヤ、シマリヤ、ハリフ(びと)シバテヤ 6エルカナ、エシヤ、アザリエル、ヨエゼル、ヤシヨベアム是等(これら)はコラ(びと)なり 7またゲドルのエロハムの子等(こら)たるヨエラおよひゼバデヤ 8ガド(びと)(うち)より曠野(あらの)(とりで)(ぬけ)きたりてダビデに()せし(もの)あり(これ)みな大勇士(だいゆうし)にして(よく)(たた)かふ軍人(いくさびと)()(たて)(ほこ)とをつかふ(もの)にてその(かほ)獅子(しし)(かほ)のごとくその(はや)きことは(やま)にをる鹿(しか)のごとくなりき 9その(かしら)はエゼルその二はオバデヤその三はエリアブ 10その四はミシマンナその五はヱレミヤ 11その六はアツタイその六はエリエル 12その八はヨハナンその九はエルザバデ 13その十はヱレミヤその十一はマクバナイ 14是等(これら)はガドの人々(ひとびと)にして軍旅(ぐんりよ)(かしら)たりそ(もつと)(ちひさ)(もの)は百(にん)(あた)りその(もつと)(おほい)なる(もの)は千(にん)(あた)れり 15正月(しやうぐわつ)ヨルダンその(ぜん)(がん)(あふ)れたる(とき)(これ)らの(もの)(わた)りゆきて谷々(たにだに)()(もの)をことごとく東西(とうざい)(うち)(はし)らせたり 16(ここ)にベニヤミンとユダの子孫(しそん)(うち)人々(ひとびと)(とりで)(きた)りてダビデに()きけるに 17ダビデこれを(いで)むかへ(こた)へて(これ)(いひ)けるは(なんぢ)(あつき)(こころざし)をもて(われ)(たす)けんとて(きた)れるならば(わが)(こころ)なんぢらと(あひ)(むす)ばん(され)(なんぢ)らもし(わが)()(あし)きこと(あら)ざるに(われ)(あざむ)きて(てき)(わた)さんとせば(われ)らの先祖(せんぞ)(かみ)ねがはくは(これ)(かんが)みて(せめ)たまへと 18(とき)聖霊(みたま)三十(にん)(かしら)アマサイに(のぞ)みて(かれ)すなはち(いひ)けるはダビデよ(われ)らは(なんぢ)(ぞく)すヱツサイの()(われ)らは(なんぢ)(たす)けん(ねがは)くは平安(へいあん)あれ(なんぢ)にも平安(へいあん)あれ(なんぢ)(たす)くる(もの)にも平安(へいあん)あれ(なんぢ)(かみ)(なんぢ)(たす)けたまふなりと(ここ)においてダビデ(かれ)らを(うけ)いれて軍旅(ぐんりよ)(かしら)となせり 19(さき)にダビデ、ペリシテ(びと)とともにサウルと(たたか)はんとて(せめ)きたれる(とき)マナセ(びと)數人(すうにん)ダビデに(つけ)(ただ)しダビデ()(つひ)にペリシテ(びと)(たす)けざりき()はペリシテ(びと)君等(きみたち)あひ(はか)(かれ)(われ)らの首級(くび)をもてその(しゆ)(くん)サウルに(かへ)らんと(いひ)(かれ)(さら)しめたればなり 20(かく)てダビデ、チクラグに(ゆけ)(とき)マナセ(びと)アデナ、ヨザバデ、ヱデアエル、ミカエル、ヨザバデ、エリウ、ヂルタイこれに()せり(みな)マナセ(びと)の千(にん)(かしら)たる(もの)なりき 21彼等(かれら)ダビデを(たす)けて敵軍(てきぐん)(あた)れり(かれ)らは(みな)大勇士(だいゆうし)にして軍旅(ぐんりよ)(かしら)となれり 22當時(このころ)ダビデに()して(これ)(たす)くる(もの)日々(ひび)(くは)はりて(つひ)大軍(たいぐん)となり(かみ)軍旅(ぐんりよ)のごとくなれり 23戰爭(いくさ)のために()をよろひヘブロンに(きた)りてダビデに()きヱホバの(ことば)のごとくサウルの(くに)をダビデに()せしめんとしたる武士(もののふ)(かず)()のごとし 24ユダの子孫(しそん)にして(たて)(ほこ)とを()戰爭(いくさ)のために()をよろへる(もの)は六(せん)(ぴやく)(にん) 25シメオンの子孫(しそん)にして(よく)(たた)かふ大勇士(だいゆうし)は七(せん)(ぴやく)(にん) 26レビの子孫(しそん)たる(もの)は四(せん)(ぴやく)(にん) 27ヱホヤダ、アロン(びと)(ひき)ゐたり(これ)(ぞく)する(もの)は三(ぜん)(ひやく)(にん) 28またザドクといふ(とし)(わか)勇士(ゆうし)ありきその宗家(そうけ)(ちやう)たる(もの)二十二(にん)ありたり 29サウルの宗族(やから)ベニヤミンの子孫(しそん)たる(もの)は三(ぜん)(にん)(これ)ベニヤミン(びと)(おほ)くサウルの(いへ)(なほ)忠義(ちうぎ)(つく)しゐたればなり 30エフライムの子孫(しそん)たる(もの)は二(まん)(ぴやく)(にん)(みな)大勇士(だいゆうし)にしてその宗家(そうけ)()ある人々(ひとびと)たり 31マナセの(なかばの)支派(わかれ)(もの)は一(まん)(せん)(にん)(みな)()(しる)されたる(もの)なるが(きた)りてダビデを(わう)にたてんとす 32イツサカルの子孫(しそん)たる(もの)(うち)より()時勢(じせい)(つう)じイスラエルの(なす)べきことを(しれ)(もの)きたれりその(かしら)(ひやく)(にん)ありその兄弟(きやうだい)(たち)(みな)これが指揮(しき)にしたがへり 33ゼブルンの(もの)は五萬人(まんにん)(みな)よく()をよろひ各種(さまざま)武器(ぶき)をもて()戰闘(たたかひ)をなし一心(いつしん)行伍(そなへ)(まも)(もの)なりき 34ナフタリの(もの)(しやう)たる(もの)(せん)(にん)(たて)(ほこ)とを(とり)てこれに(したが)(もの)(まん)(せん)(にん) 35ダン(びと)は二(まん)(せん)(ぴやく)(にん)にして(みな)そなへを(まも)(もの)なりき 36アセルの(もの)は四萬人(まんにん)にして(みな)よく(ぢん)にのぞみ(かつ)行伍(そなへ)(まも)(もの)なりき 37またヨルダンの彼旁(かなた)なるルベン(びと)とガド(びと)とマナセの(なかばの)支派(わかれ)(もの)は十二萬人(まんにん)みな各種(さまざま)武器(ぶき)(とり)戰爭(いくさ)にいづるに(たふ)(もの)なりき 38是等(これら)行伍(そなへ)(まも)軍人(いくさびと)()眞實(まこと)(こころ)(いだ)きてヘブロンに(きた)りダビデをもてイスラエル全國(ぜんこく)(わう)となさんとせり(その)()のイスラエル(びと)もまた(こころ)(ひとつ)にしてダビデを(わう)となさんとせり 39(かれ)彼處(かしこ)三日(みつか)をりてダビデとともに(くら)ひかつ(のめ)()はその兄弟(きやうだい)(たち)これがために(そなへ)をなしたればなり 40また(ちかき)(ところ)(もの)よりイツサカル、ゼブルンおよびナフタリの(もの)(いた)るまでパンと(むぎ)()食物(くひもの)(ほし)無花果(いちじく)乾葡萄(ほしぶだう)(さけ)(あぶら)(など)驢馬(ろば)駱駝(らくだ)(うし)(むま)(のせ)きたりかつ(うし)(ひつじ)(おほ)(たづさ)へいたれり(これ)イスラエルみな(よろこ)びたればなり

第十三章

1(ここ)にダビデ(せん)(にん)(かしら)(ひやく)(にん)(かしら)などの(しよ)(しやう)とあひ(はか)2(しか)してダビデ、イスラエルの(ぜん)會衆(くわいしう)(いひ)けるは(なんぢ)らもし(これ)(よし)とし(われ)らの(かみ)ヱホバこれを(ゆる)したまはば(われ)(あまね)(ひと)(つかは)してイスラエルの(かく)()(とど)まれる(われ)らの兄弟(きやうだい)ならびにその(しよ)郊地(かうち)邑々(まちまち)にをる祭司(さいし)とレビ(びと)とに(いた)らせ(これ)をして(われ)らの(ところ)(あつ)まらしめん 3(しか)して(われ)らまた(われ)らの(かみ)契約(けいやく)(はこ)(われ)らの(ところ)(うつ)さんサウルの()には(われ)(これ)(つき)(とふ)ことをせざりしなりと 4會衆(くわいしう)みな(しか)すべしと(いへ)()(たみ)みな此事(このこと)(よし)()たればなり 5(ここ)においてダピデはキリアテヤリムより(かみ)契約(けいやく)(はこ)(かき)きたらんとてエジプトのジホルよりハマテの(いり)(くち)までのイスラエル(びと)をことごとく(めし)あつめ 6(しか)してダビデ、イスラエルの一切(すべて)(ひと)とともにバアラといふユダのキリアテヤリムに(のぼ)()きケルビムの(うへ)()したまふヱホバ(かみ)()をもて(となへ)らるる契約(けいやく)(はこ)其處(そこ)より(かき)のぼらんとし 7(すなは)(かみ)契約(けいやく)(はこ)(あたら)しき(くるま)(のせ)てアビナダブの(いへ)より(ひき)いだしウザとアヒオその(くるま)(ぎよ)せり 8ダビデおよびイスラエルの(ひと)はみな(うた)(こと)(しつ)鼗鼓(つづみ)鐃鈸(ねうはち)喇叭(らつぱ)などを(もつ)(ちから)をきはめ(うた)をうたひて(かみ)(まへ)(をど)れり 9かくてキドンの禾場(うちば)(いた)れる(とき)ウザ()(かみ)契約(けいやく)(はこ)(のば)してこれを(おさ)へたり()(うし)これを(ふり)たればなり 10ウザその()(のべ)契約(けいやく)(はこ)につけたるによりてヱホバこれに(むか)ひて忿怒(いかり)(はつ)してこれを(うち)たまびければ其處(そこ)にて(かみ)(まへ)(しね)11ヱホバ、ウザを(うち)たまひしに(より)てダビデ(いか)れり其處(そのところ)今日(こんにち)までペレヅウザ(ウザ(うち))と(とな)へらる 12その()ダビデ(かみ)(おそ)れて(いへ)(われ)なんぞ(かみ)契約(けいやく)(はこ)我所(わがところ)(かき)ゆくべけんやと 13ダビデその契約(けいやく)(はこ)(おのれ)のところダビデの城邑(まち)にうつさず(これ)(めぐ)らしてガテ(びと)オベデエドムの(いへ)(かき)いらしめたり 14(かみ)契約(けいやく)(はこ)オベデエドムの(いへ)にありて(その)家族(かぞく)とともにおかかるること三月(みつき)なりきヱホバ、オベデエドムの(いへ)とその一切(すべて)所有(もちもの)祝福(めぐみ)たまへり

第十四章

1(ここ)にツロの(わう)ヒラム使者(つかひ)をダビデに(つか)はし(これ)がために(いへ)(たて)させんとて香柏(かうはく)および木匠(たくみ)石工(せきこう)をおくれり 2ダビデはヱホバの(かた)(おのれ)をたててイスラエルの(わう)となしたまへるを(さと)れり()はその(たみ)イスラエルの(ゆゑ)によりてその(くに)(ふる)(おこ)りたればなり 3ダビデ、ヱルサレムにおいてまた妻妾(さいせふ)(いれ)たり(しか)してダビデまた男子(むすこ)女子(むすめ)()たり 4そのヱルサレムにて()たる子等(こら)()()のごとしシヤンマ、シヨバブ、ナタン、ソロモン 5イブハル、エリシユア、エルバレテ 6ノガ、ネベグ、ヤピア 7エリシヤマ、ベエリアダ、エリバレテ 8(ここ)にダビデの(あぶら)そそがれてイスラエル全國(ぜんこく)(わう)となれる(こと)ペリシテ(びと)(きこ)えければペリシテ(びと)みなダビデを()んとて(のぼ)れりダビデは(きき)(これ)(あた)らんとて(いで)たりしが 9ペリシテ(びと)すでに(きた)りてレバイムの(たに)(をか)したりき 10(とき)にダビデ(かみ)(とふ)(いひ)けるは(われ)ペリシテ(びと)にむかひて(せめ)(のぼ)るべきや(なんぢ)(かれ)らを(わが)()(わた)(たま)ふやヱホバ、ダビデに(いひ)たまひけるは(せめ)(のぼ)(われ)かれらを(なんぢ)()(わた)さんと 11(ここ)において(みな)バアルベラジムに(のぼ)りゆきけるがダビデつひに彼處(かしこ)にて(かれ)らを打敗(うちやぶ)(しか)してダビデ(いへ)(かみ)(みづ)破壞(やぶ)(いづ)るごとくに(わが)()をもてわが(てき)(やぶ)りたまへりと(ここ)をもてその(ところ)()をバアルペラジム(破壞(やぶり)(ところ))と()ぶなり 12(かれ)其處(そこ)にその神々(かみがみ)(すて)ゆきたればダビデ(めい)じて()をもてこれを(やか)せたり 13(かく)(のち)ペリシテ(びと)(また)(たに)(をか)しければ 14ダビデまた(かみ)(とふ)(かみ)これに(いひ)たまひけるは(かれ)らを(おひ)(のぼ)るべからず(かれ)らを(はな)れて(まは)りベカの()(かた)よりこれを(おそ)15(なんぢ)ベカの()(うへ)進行(あゆみ)(おと)あるを(きか)(すなは)(すす)んで(たたか)ふべし(かみ)(なんぢ)のまへに(すす)みいでペリシテ(びと)軍勢(ぐんぜい)(うち)たまふべければなりと 16ダビデすなはち(かみ)(おのれ)(めい)じたまひし(ごと)くしてペリシテ(びと)軍勢(ぐんぜい)(うち)やぶりつつギベオンよりガゼルにまでいたれり 17(ここ)においてダビデの()(もろもろ)國々(くにぐに)(きこ)えわたりヱホバ(もろもろ)國人(くにびと)(かれ)(おそ)れしめたまへり

第十五章

1ダビデはダビデの(まち)(うち)自己(おのれ)のために(いへ)()(また)(かみ)契約(けいやく)(はこ)のために(ところ)(そな)へてこれがために幕屋(まくや)(はれ)2(しか)してダビデ(いひ)けるは(かみ)契約(けいやく)(はこ)(かく)べき(もの)(ただ)レビ(びと)のみ()はヱホバ(かみ)契約(けいやく)(はこ)(かか)しめまた(おのれ)(なが)(つかへ)しめんとてレビ(びと)(えら)びたまひたればなりと 3ダビデすなはちヱホバの契約(けいやく)(はこ)をその(これ)がために(そな)へたる(ところ)(かき)のぼらんとてイスラエルをことごとくエルサレムに召集(めしあつ)めたり 4ダビデまたアロンの子孫(しそん)とレビ(びと)(あつ)めたり 5(すなは)ちコハテの子孫(しそん)(うち)よりはウリエルを(かしら)としてその兄弟(きやうだい)(ひやく)二十(にん) 6メラリの子孫(しそん)(うち)よりはアサヤを(かしら)としてその兄弟(きやうだい)(ひやく)二十(にん) 7ゲルシヨンの子孫(しそん)(うち)よりはヨエルを(かしら)としてその兄弟(きやうだい)(ひやく)三十(にん) 8エリザバンの子孫(しそん)(うち)よりはシマヤを(かしら)としてその兄弟(きやうだい)(ひやく)(にん) 9ヘブロンの子孫(しそん)(うち)よりはエリエルを(かしら)としてその兄弟(きやうだい)八十(にん) 10ウジエルの子孫(しそん)(うち)よりはアミナダブを(かしら)としてその兄弟(きやうだい)(ひやく)十二(にん) 11ダビデ祭司(さいし)ザドクとアビヤタルおよびレビ(びと)ウリエル、アサヤ、ヨエル、シマヤ、エリエル、アミナダブを()12これに(いひ)けるは(なんぢ)らはレビ(びと)宗家(そうけ)(ちやう)たり(なんぢ)らと(なんぢ)らの兄弟(きやうだい)(とも)()(きよ)めイスラエルの(かみ)ヱホバの契約(けいやく)(はこ)()(それ)(ため)(そな)へたる(ところ)(かき)のぼれよ 13(さき)には(これ)をかきしもの(なんぢ)らにあらざりしに(より)(われ)らの(かみ)ヱホバわれらを(うち)たまへり()(われ)らそのさだめにしたがひて(これ)(もと)めざりしが(ゆゑ)なりと 14(ここ)において祭司(さいし)(たち)とレビ(びと)()イスラエルの(かみ)ヱホバの契約(けいやく)(はこ)(かき)のぼらんと()(きよ)15レビの子孫(しそん)たる人々(ひとびと)すなはちモーセがヱホバの(ことば)にしたがひて(めい)じたるごとく(かみ)契約(けいやく)(はこ)をその(つらぬ)ける(さを)によりて(かた)(おへ)16ダビデまたレビ(びと)(かしら)(たち)()げその兄弟(きやうだい)(たち)(えら)びて謳歌者(うたうたふもの)となし(しつ)(こと)鐃鈸(ねうはち)などの樂器(がくき)をもちて(うち)はやして歓喜(よろこび)(こゑ)(あげ)しめよと(いひ)たれば 17レビ(びと)すなはちヨエルの()ヘマンとその兄弟(きやうだい)ベレキヤの()アサフおよびメラリの子孫(しそん)たる(かれ)らの兄弟(きやうだい)クシャヤの()エタンを(えら)べり 18また(これ)(つげ)るその兄弟(きやうだい)(たち)これと(とも)にあり(すなは)ちゼカリヤ、ベン、ヤジエル、セミラモテ、ヱイエル、ウンニ、エリアブ、ベナヤ、マアセヤ、マツタテヤ、エリペレホ、ミクネヤおよび(もん)(まも)(もの)なるオベデエドムとヱイエル 19謳歌者(うたうたふもの)ヘマン、アサフおよびエタンは(あかがね)鐃鈸(ねうはち)をもて(うち)はやす(もの)となり 20ゼカリヤ、アジエル、セミラモテ、ヱイエル、ウンニ、エリアブ、マアセヤ、ベナヤは(しつ)をもて(ほそ)()(いだ)21マツタテヤ、エリペレテ、ミクネヤ、オベデエドム、ヱイエル、アザジヤは(こと)をもて(ふと)()(いだ)して拍子(へうし)をとれり 22ケナニヤはレビ(びと)(かしら)にして(おひ)(かく)(こと)(つう)じをるによりて(おひ)(かく)(こと)指揮(しき)せり 23またベレキヤとエルカナは契約(けいやく)(はこ)(かど)(まも)24祭司(さいし)シバニヤ、ヨシヤパテ、ネタネル、アマサイ、ゼカリヤ、ベナヤ、ヱリエゼル()(かみ)契約(けいやく)(はこ)(まへ)(すす)みて喇叭(らつぱ)()きオベデエドムとヱヒアは契約(けいやく)(はこ)(かど)(まも)れり 25(かく)ダビデとイスラエルの長老(としより)および(せん)(にん)(かしら)(たち)(ゆき)てオベデエドムの(いへ)よりヱホバの契約(けいやく)(はこ)(よろこ)(いさ)みて(かき)のぼれり 26(かみ)ヱホバの契約(けいやく)(はこ)(かく)ところのレビ(びと)(たす)けたまひければ牡牛(をうし)七匹(ななつ)牡羊(をひつじ)七匹(ななつ)(ささ)げたり 27ダビデは細布(ほそぬの)(ころも)をまとへり(また)契約(けいやく)(はこ)(かく)ところの一切(すべて)のレビ(びと)謳歌者(うたうたふもの)および(おひ)(かく)(こと)(つかさ)どれるケナニヤも(しか)りダビデはまた(しろ)(ぬの)のエポデを(つけ)()たり 28(かく)てイスラエルみな(こゑ)()(かく)(ふき)ならし喇叭(らつぱ)鐃鈸(ねうはち)(しつ)(こと)とをもて(うち)はやしてヱホバの契約(けいやく)(はこ)(かき)のぼれり 29ヱホバの契約(けいやく)(はこ)ダビデの(まち)にいりし(とき)サウルの(むすめ)ミカル(まど)より(うかが)ひてダビデ(わう)(まひ)(をど)るを()その(こころ)にこれを藐視(いやし)めり

第十六章

1人々(ひとびと)(かみ)契約(けいやく)(はこ)(かき)いりて(これ)をダビデがその(ため)(はる)たる幕屋(まくや)(うち)()(しか)して燔祭(はんさい)酬恩祭(しうおんさい)(かみ)(まへ)(ささ)げたり 2ダビデ燔祭(はんさい)酬恩祭(しうおんさい)(ささ)ぐることを(をへ)しかばヱホバの()をもて(たみ)(しゆく)3イスラエルの衆庶(ひとびと)(をとこ)にも(むすめ)にも(すべ)てパン一箇(ひとつ)(にく)一片(ひときれ)乾葡萄(ほしぶだう)一塊(ひとかたまり)(わか)(あた)へたり 4ダビデまたレビ(びと)(たて)てヱホバの契約(けいやく)(はこ)(まへ)にて職事(つとめ)をなさしめ(また)イスラエルの(かみ)ヱホバを(あが)()めかつ(たた)へしめたり 5伶長(うたのかみ)はアサフその(つぎ)はゼカリヤ、ヱイエル、セミラモテ、ヱヒエル、マツタテヤ、エリアブ、ベナヤ、オベデエドム、ヱイエルこれは(しつ)(こと)とを(たん)じアサフは鐃鈸(ねうはち)(うち)(なら)6また祭司(さいし)ベナヤとヤハジエルは喇叭(らつぱ)をとりて(つね)(かみ)契約(けいやく)(はこ)(まへ)(はべ)れり 7當日(そのひ)ダビデ(はじ)めてアサフとその兄弟(きやうだい)(たち)(たて)てヱホバを(たた)へしめたり(その)(ことば)(いは)8ヱホバに感謝(かんしや)しその(みな)をよびその(なし)たまへることをもろもろの(たみ)()(うち)にしらしめよ 9ヱホバにむかひてうたへヱホバを(ほめ)うたへそのもろもろの(くす)しき(みわざ)をかたれ 10そのきよき(みな)をほこれヱホバをたづぬるものの(こころ)はよろこぶべし 11ヱホバとその能力(みちから)とをたづねよ(つね)にその聖顔(みかほ)をたづねよ 12 16:13その(しもべ)イスラエルの(すゑ)よヤコダの子輩(こら)よそのえらびたまひし(ところ)のものよそのなしたまへる(くす)しき(みわざ)とその(ことなる)(こと)とその(みくち)のさばきとを(こころ)にとむれ 14(かれ)はわれらの(かみ)ヱホバなりそのおほくの審判(さばき)全地(ぜんち)にあり 15なんぢらたえずその契約(けいやく)をこころに(とめ)()はよろづ()(めい)じたまひし聖言(みことば)なり 16アブラハムとむすびたまひし契約(けいやく)イサクに(あた)へたまひし(ちかひ)なり 17(これ)をかたくしヤコブのために律法(おきて)となしイスラエルのためにとこしへの契約(けいやく)となして 18(いひ)たまひけるは(われ)なんぢにカナンの()をたまひてなんぢらの嗣業(ゆづり)(もの)となさん 19この(とき)なんぢらの(かず)おほからず(いと)すくなくしてかしこにて旅人(たびびと)となり 20この(くに)よりかの(くに)にゆきこの(くに)よりほかの(たみ)にゆけり 21(ひと)のかれらを(しへた)ぐるをゆるしたまはずかれらの(ゆゑ)によりて(わう)たちを(こら)しめて 22宣給(のたまは)くわが受膏者(じゆかうしや)たちにふるるなかれわが預言(よげん)(しや)たちをそこなふなかれ 23全地(ぜんち)よヱホバにむかひて(うた)()ごとにその拯救(すくひ)をのべつたへよ 24もろもろの(くに)のなかにその榮光(えいくわう)をあらはしもろもろの(たみ)のなかにその(くす)しきみわざを(あらは)すべし 25そはヱホバはおほいなり(おほい)にほめたたふべきものなりまたもろもろの(かみ)にまさりて(おそ)るべきものなり 26もろもろの(たみ)のすべての(かみ)はことごとく(むな)しされどヱホはもろもろの(てん)をつくりたまへり 27尊貴(たふとき)稜威(みいづ)とはその(みまへ)にあり(ちから)とよろこびとはその聖所(せいじよ)にあり 28もろもろのたみの諸族(やから)榮光(えいくわう)とちからとをヱホバにあたへよヱホバにあたへよ 29その聖名(みな)にかなふ榮光(えいくわう)をもてヱホバにあたへ(ささげ)(もの)をたづさへて(その)(まへ)にきたれきよき(うる)はしき(もの)をもてヱホバを(をが)30全地(ぜんち)よその(まへ)にをののけ世界(せかい)もかたくたちて(うご)かさるることなし 31(てん)はよろこび()はたのしむべしもろもろの(くに)のなかにいへヱホバは統治(すべをさめ)たまふ 32(うみ)とそのなかに(みつ)るものとはなりどよみ田畑(たはた)とその(なか)のすべての(もの)とはよろこぶべし 33かくて(はやし)のもろもろの()もまたヱホバの(みまへ)によろこびうたはんヱホバ()をさばかんとて(きた)りたまふ 34ヱホバに感謝(かんしや)せよそのめぐみはふかくその憐憫(あはれみ)はかぎりなし 35(なんぢ)()(われ)らの拯救(すくひ)(かみ)(われ)らを(すく)(われ)らを()(あつ)列邦(くにぐに)のなかより(すく)ひいだしたまへ(われ)らは聖名(みな)(しや)しなんぢのほむべき(こと)をほこらん 36イスラエルの(かみ)ヱホバは(きはみ)なきより(きはみ)なきまでほむべきかなすべての(たみ)はアーメンととなへてヱホバを讃稱(ほめたた)へたり 37ダビデはアサフとその兄弟(きやうだい)(たち)をヱホバの契約(けいやく)(はこ)(まへ)(とど)めおきて契約(けいやく)(はこ)(まへ)(つね)(はべ)りて日々(ひび)(こと)(とり)(おこ)なはせたり 38オベデエドムとその兄弟(きやうだい)(たち)(あは)せて六十八(にん)またヱドトンの()なるオベデエドムおよびホサは司門(かどもり)たり 39祭司(さいし)ザドクおよびその兄弟(きやうだい)たる祭司(さいし)(たち)はギベオンなる崇邱(たかきところ)においてヱホバの(てん)(まく)(まへ)(はべ)40燔祭(はんさい)(だん)(うへ)にて朝夕(あさゆふ)(たえ)燔祭(はんさい)をヱホバに(ささ)(かつ)ヱホバがイスラエルに(めい)じたまひし律法(おきて)(しる)されたる(もろもろ)(こと)(おこな)へり 41またヘマン、ヱドトンおよびその(ほか)(えら)ばれて()(しる)されたる者等(ものども)(かれ)らとともにありてヱホバの恩寵(めぐみ)世々(よよ)(かぎり)なきを(ほめ)まつれり 42(すなは)ちヘマンおよびヱドトンかれらとともに(をり)喇叭(らつぱ)鐃鈸(ねうはち)など(かみ)樂器(がくき)(とり)(がく)(そう)せり(また)ヱドトンの子等(こら)(もん)(まも)れり 43かくて(たみ)みな各々(おのおの)その(いへ)にかへれり(また)ダビデはその家族(かぞく)(しゆく)せんとて(かへ)りゆけり

第十七章

1ダビデその(いへ)(すむ)にいたりてダビデ預言者(よげんしや)ナタンに(いひ)けるは()(われ)香柏(かうはく)(いへ)()(しか)れどもヱホバの契約(けいやく)(はこ)(まく)(した)にありと 2ナタン、ダビデに(いひ)けるは(かみ)なんぢとともに(いま)せば(すべ)(なんぢ)(こころ)にある(ところ)()3その()(かみ)(ことば)ナタンに(のぞ)みて(いは)4(ゆき)てわが(しもべ)ダビデに()へヱホバかく()(なんぢ)(わが)ために(われ)(すむ)べき(いへ)(たつ)べからず 5(われ)はイスラエルを(みち)びき(のぼ)りし()より今日(こんにち)にいたるまで(いへ)(すま)しこと(なく)して(ただ)幕屋(まくや)より幕屋(まくや)(うつ)(てん)(まく)より(てん)(まく)(うつ)れり 6(われ)イスラエルの人々(ひとびと)(とも)(あゆ)みたる處々(ところどころ)にて(われ)わが(たみ)牧養(やしな)ふことを(めい)じたるイスラエルの士師(さばきつかさ)一人(ひとり)にもなんぢ何故(なにゆゑ)香柏(かうはく)(いへ)(わが)ために(たて)ざるやと一言(ひとこと)にても(いひ)(こと)ありや 7(され)(なんぢ)わが(しもべ)ダビデに(かく)(いふ)べし萬軍(ばんぐん)のヱホバかく()(われ)なんぢを牧場(まきば)より()(ひつじ)(した)がふ(ところ)より(とり)我民(わがたみ)イスラエルの君長(きみ)()8(なんぢ)(すべ)(ゆけ)(ところ)にて(なんぢ)(とも)にあり(なんぢ)(もろもろ)(てき)(なんぢ)(まへ)より(たち)されり(われ)また()(なか)(おほい)なる(ひと)()のごとき()(なんぢ)()させん 9かつ(われ)わが(たみ)イスラエルのために(ところ)(さだ)めて(かれ)らを(うゑ)つけ(かれ)らをして自己(おのれ)(ところ)(すみ)(かさね)(うご)くこと(なか)らしめん 10(また)惡人(あくにん)(むかし)のごとく(すなは)我民(わがたみ)イスラエルの(うへ)士師(さばきつかさ)(たて)たる(とき)より已來(このかた)のごとく(かさ)ねて(かれ)らを(あら)すこと(なか)るべし(われ)(なんぢ)(もろもろ)(てき)圧服(おしふせ)(かつ)(いま)(われ)(なんぢ)()ぐヱホバまた(なんぢ)のために(いへ)(たて)11(なんぢ)()滿(みち)(なんぢ)ゆきて先祖(せんぞ)(たち)(とも)になる(とき)(われ)(なんぢ)(うめ)(なんぢ)()(なんぢ)(あと)()(かつ)その(くに)(かた)うせん 12(かれ)わが(ため)(いへ)(たて)(われ)ながく(かれ)(くらゐ)(かた)うせん 13(われ)(かれ)(ちち)となり(かれ)はわが()となるべし(われ)(なんぢ)(さき)にありし(もの)より(とり)たるごとくに(かれ)よりは(わが)恩惠(めぐみ)(とり)さらじ 14(かへつ)(われ)かれを(なが)(わが)(いへ)(わが)(くに)(すゑ)(おか)(かれ)(くらゐ)何時(いつ)までも(かた)(たつ)べし 15ナタン(すべ)是等(これら)(ことば)のごとく(すべ)てこの異象(まぼろし)のごとくダビデに(かた)りければ 16ダビデ(わう)(いり)てヱホバの(まへ)()して(いひ)けるはヱホバ(かみ)(われ)(たれ)わが(いへ)(なに)なれば(なんぢ)(これ)まで(われ)(みちび)きたまひしや 17(かみ)(これ)はなほ(なんぢ)()には(ちひさ)(こと)たりヱホバ(かみ)(なんぢ)はまた(しもべ)(いへ)(はるか)(のち)(こと)(かた)(たか)(もの)のごとくに(われ)見俲(みなし)たまへり 18(しもべ)名譽(ほまれ)についてはダビデこの(うへ)(なに)をか(なんぢ)(のぞ)むべけん(なんぢ)(しもべ)(しり)たまふなり 19ヱホバよ(なんぢ)(しもべ)のため(また)なんぢの(こころ)(したが)ひて(この)もろもろの(おほい)なる(こと)()(この)すべての(おほい)なる(こと)(しめし)たまへり 20ヱホバよ(われ)らが(すべ)(みみ)(きけ)(ところ)(よれ)(なんぢ)のごとき(もの)()くまた(なんぢ)(ほか)(かみ)()21()(いづれ)(くに)(なんぢ)(たみ)イスラエルに(しか)(これ)在昔(むかし)(かみ)(ゆき)(あがな)ひて(おのれ)(たみ)となして(おほい)なる(おそ)るべき(こと)(おこ)なひて()()たまひし(もの)なり(なんぢ)はそのエジプトより(あがな)ひいだせし(なんぢ)(たみ)(まへ)より國々(くにぐに)(ひと)(おひ)はらひたまへり 22(しか)して(なんぢ)(なんぢ)(たみ)イスラエルを(なが)(なんぢ)(たみ)となしたまふヱホバよ(なんぢ)(かれ)らの(かみ)となりたまへり 23(され)ばヱホバよ(なんぢ)(しもべ)とその(いへ)につきて(のた)まひし(ことば)(なが)(かた)うして(なんぢ)(いひ)(ごと)(なし)たまへ 24(ねがは)くは(なんぢ)()(かた)()永久(とこしなへ)(あが)められて萬軍(ばんぐん)のヱホバ、イスラエルの(かみ)はイスラエルに(かみ)たりと(いは)れんことを(ねがは)くは(しもべ)ダビデの(いへ)(なんぢ)(まへ)(かた)(たた)んことを 25(わが)(かみ)(なんぢ)(しもべ)(みみ)(しめ)して(これ)(ため)(いへ)(たて)んと(のたま)へり(これ)によりて(しもべ)なんぢの(まへ)(いの)(みち)()たり 26ヱホバよ(なんぢ)(すなは)(かみ)にましまし(この)恩典(めぐみ)(しもべ)(つたへ)たまへり 27(ねがは)くは(いま)(しもべ)(いへ)祝福(めぐみ)(なんぢ)(まへ)(なが)(あら)しめたまへ()はヱホバよ(なんぢ)祝福(めぐみ)たまへる(もの)(なが)祝福(めぐみ)(かうむ)ればなり

第十八章

1(この)(のち)ダビデ、ベリシテ(びと)(うち)てこれを(ふく)(また)ペリシテ(びと)()よりガテとその郷里(むらざと)(とれ)2(かれ)またモアダを(うち)ければモアブ(びと)はダビデの(しん)となりて(みつぎ)(いれ)たり 3ダビデまたハマテの(ほとり)にてゾバの(わう)ハダレゼルを(うて)(これ)(かれ)がユフラテ(がは)(ほとり)にてその權勢(いきほひ)(ふる)はんとて(ゆけ)(とき)なりき 4(しか)してダビデ(かれ)より(くるま)(せん)(りやう)騎兵(きへい)(せん)歩兵(ほへい)(まん)()りダビデまた(いつ)(ぴやく)(くるま)(むま)(のこ)してその(ほか)車馬(くるまむま)(みな)その(あし)(すぢ)(きれ)5その(とき)ダマスコのスリア(びと)ゾバの(わう)ハダレゼルを(たす)けんとて(きた)りければダビデそのスリア(びと)(まん)(せん)(ころ)せり 6(しか)してダビデ、ダマスコのスリアに(ちん)(だい)(おき)ぬスリア(びと)(みつぎ)(いれ)てダビデの(しん)となれりヱホバ、ダビデを(すべ)てその()(ところ)にて(たすけ)たまへり 7ダビデ、ハダレゼルの臣僕(けらい)(ども)(もて)(きん)(たて)(うば)ひて(これ)をヱルサレムに(もち)きたり 8またハダレゼルの(まち)テブハテとクンより(はなは)衆多(おほく)(あかがね)(とり)きたれりソロモンこれを()(あかがね)(うみ)(はしら)(あかがね)器具(うつはもの)(つく)れり 9(とき)にハマテの(わう)トイ、ダビデがゾバの(わう)ハダレゼルの(すべて)軍勢(ぐんぜい)撃破(うちやぶ)りしを(きき)10その()ハドラムをダビデ(わう)(つかは)安否(あんぴ)()ひかつこれを()せしむ()はハダレゼル(かつ)てトイと戰闘(たたかひ)をなしたるにダビデ、ハダレゼルと(たたか)ひて(これ)(うち)やぶりたればなりハドラム金銀(きんぎん)および(あかがね)種々(さまざま)(うつは)(たづさ)へきたりければ 11ダビデ(わう)そのエドム、モアブ、アンモンの子孫(ひとびと)ペリシテ(びと)アマレクなどの(もろもろ)國民(くにたみ)(うち)より(とり)きたりし金銀(きんぎん)とともに是等(これら)をもヱホバに奉納(をさめ)たり 12ゼルヤの()アビシヤイ(しほの)(たに)にてエドム(びと)(まん)(せん)(ころ)せり 13(かく)てダビデ、エドムに(ちん)(だい)(おき)エドム(びと)(みな)ダビデの(しん)となりぬヱホバかくダビデを(すべて)その(ゆく)(ところ)にて(たす)けたまへり 14ダビデはイスラエルの全地(ぜんち)(をさ)めてその(すべて)(たみ)公平(こうへい)正義(せいぎ)(おこな)へり 15ゼルヤの()ヨアブは軍旅(ぐんりよ)(かしら)アヒルデの()ヨシヤパテは()(くわん) 16アヒトブの()ザドクとアビヤタルの()アビメレクは祭司(さいし)シヤウシヤは書記(しよき)(くわん) 17ヱホヤダの()ベナヤはケレテ(びと)とペレテ(びと)(かしら)ダビデの子等(こら)(わう)座側(かたはら)(はべ)大臣(だいじん)なりき

第十九章

1(この)(のち)アンモンの子孫(ひとびと)(わう)ナハシ(しに)ければその()これに(かは)りて(わう)となりたり 2ダビデ(いひ)けるは(われ)ナハシの()ヌンをねんごろに(あし)らはんかれが(ちち)われをねんごろにあしらひたればなりとダビデすなはち(かれ)をその(ちち)(ゆゑ)によりて(なぐさ)めんとて使者(つかひ)(つか)はせりダビデの臣僕(けらい)(ども)アンモンの子孫(ひとびと)()()きハヌンに(いた)りてこれを(なぐさ)めけるに 3アンモンの子孫(ひとびと)牧伯(きみ)(たち)ハヌンに(いひ)けるはダビデ慰籍(なぐさむる)(もの)(なんぢ)につかはしたるに(より)(かれ)なんぢの(ちち)(たふと)ぶと(なんぢ)()()ゆるや(かれ)臣僕(けらい)(ども)(この)(くに)(うかが)(さぐ)りて(ほろ)ぼさんとて(きた)れるならずやと 4(ここ)においてハヌン、ダビデの臣僕(けらい)(ども)(とら)へてその(ひげ)(そり)おとしその衣服(ころも)(なか)より(たち)(いさらひ)までにして(これ)(かへ)したりしが 5(ある)(ひと)きたりて(この)人々(ひとびと)()られし(こと)をダビデに(つげ)ければダビデ(ひと)をつかはして(これ)(むか)へしめたりその人々(ひとびと)おほいに(はぢ)たればなり(すなは)(わう)いひけるは(なんぢ)(ひげ)(のぶ)るまでヱリコに(とど)まりて(しか)(のち)かへるべしと 6アンモンの子孫(ひとびと)自己(おのれ)のダビデに(にく)まるる(やう)になれるを()しかばハヌンおよびアンモンの子孫(ひとびと)すなはち(ぎん)(せん)タラントをおくりてメソポタミヤとスリアマアカおよびゾバより戰車(いくさぐるま)騎兵(きへい)とを(やと)ひいれたり 7(すなは)戰車(いくさぐるま)(まん)(せん)(じやう)にマアカの(わう)とその兵士(へいし)(やと)ひければ(かれ)(きた)りてメデバの(まへ)(ぢん)(はれ)(ここ)においてアンモンの子孫(ひとびと)その邑々(まちまち)より(より)あつまりて(たたか)はんとて(きた)れり 8ダビデ(きき)てヨアブと勇士(ゆうし)惣軍(そうぐん)(つかは)しけるに 9アンモンの子孫(ひとびと)(いで)(まち)(もん)(まへ)戰爭(いくさ)陣列(そなへ)をなせり(また)援助(たすけ)(きた)れる王等(わうたち)(べつ)()(をれ)10(とき)にヨアブ前後(ぜんご)より(てき)攻寄(せめよせ)るを()てイスラエルの倔強(くつきやう)兵士(つはもの)(うち)抽擢(すぐり)(これ)をしてスリア(びと)にむかひて陣列(そなへ)しめ 11その(ほか)(たみ)をばその兄弟(きやうだい)アビシヤイの()(わた)してアンモンの子孫(ひとびと)にむかひて陣列(そなへ)しめ 12(しか)して(いひ)けるはスリア(びと)もし(われ)()(ごは)からば(なんぢ)(われ)(たす)けよアンモンの子孫(ひとびと)もし(なんぢ)()(ごは)からば(われ)なんぢを(たす)けん 13(なんぢ)(いさま)しくなれよ我儕(われら)(たみ)のためと(われ)らの(かみ)諸邑(まちまち)のために(われ)(いさま)しく(なさ)(ねがは)くはヱホバその()(よし)()ゆる(ところ)をなしたまへと 14ヨアブ(おのれ)(したが)へる(たみ)とともに(すす)みよりてスリア(びと)攻撃(せめうち)けるにスリア(びと)かれの(まへ)より(ついえ)(はし)れり 15アンモンの子孫(ひとびと)はスリア(びと)(ついえ)(はし)れるを()自己(おのれ)()もまたその兄弟(きやうだい)アビシヤイの(まへ)より逃奔(にげはし)りて城邑(まち)にいりぬ(ここ)においてヨアブはヱルサレムに(かへ)れり 16スリア(びと)はそのイスラエルに(うち)やぶられたるを()使者(つかひ)(つか)はして(かは)彼旁(かなた)なるスリア(びと)(ひき)(いだ)せりハダレゼルの軍旅(ぐんりよ)(かしら)シヨバクこれを(ひき)17その(こと)ダビデに(きこ)えければ(かれ)イスラエルを(ことごと)(あつ)めヨルダンを(わた)りて(かれ)らの(ところ)(きた)(これ)にむかひて戰爭(いくさ)陣列(そなへ)(たて)たりダビデかく(かれ)らにむかひて戰爭(いくさ)陣列(そなへ)(たて)たれば(かれ)らこれと(たたか)へり 18(しか)るにスリア(びと)イスラエルの(まへ)(ついえ)たればダビデ、スリアの(いくさ)(ぐるま)(ひと)(せん)歩兵(ほへい)(まん)(ころ)しまた軍旅(ぐんりよ)(かしら)シヨバクを(ころ)せり 19ハダレゼルの(しん)たる者等(ものども)そのイスラエルに(うち)やぶられたるを()てダピデと和睦(やはらぎ)をなしてこれが(しん)となれりスリア(びと)(この)(のち)ふたたびアンモンの子孫(ひとびと)(たす)くることを()ざりき

第二十章

1(とし)かへりて王等(わうたち)戰爭(いくさ)(いづ)(とき)におよびてヨアブ軍勢(ぐんぜい)(ひき)ゐて()でアンモン(びと)()(うち)(あら)(ゆき)てラバを(せめ)(かこめ)りされどダビデはヱルサレムに(とど)まりたりヨアブつひにラバを(うち)(やぶ)りてこれを(ほろ)ぼせり 2ダビデ(かれ)らの(わう)冠冕(かんむり)をその(かうべ)より(とり)はなしたりしがその(きん)(おもさ)(はか)()るに一タラントありまたその(なか)寶石(はうせき)(はめ)たるありき(これ)をダビデの(かうべ)(かむ)らせたり(かれ)また(はなは)衆多(おほく)掠取物(ぶんどりもの)をその(まち)より(とれ)3(しか)して(かれ)またその(うち)(たみ)(ひき)いだし(のこぎり)(てつ)(うち)(ぐるま)(をの)とをもてこれを(きれ)りダビデ、アンモンの子孫(ひとびと)一切(すべて)(まち)()(なせ)(しか)してダビデとその(たみ)はみなヱルサレムに(かへ)りぬ 4この(のち)ゲゼルにおいてペリシテ(びと)戰爭(いくさ)おこりたりしがその(とき)にホシヤ(びと)シベカイ巨人(おほをとこ)子孫(こら)一人(ひとり)なるシバイを(ころ)せり彼等(かれら)つひに攻伏(せめふせ)られき 5(また)ペリシテ(びと)戰爭(いくさ)ありしがヤイルの()エルハナン、ガテのゴリアテの兄弟(きやうだい)ラミを(ころ)せりラミの(やり)()(はた)(ちぎり)(ごと)くなりき 6またガテに戰爭(いくさ)ありしが其處(そこ)一人(ひとり)身長(たけたか)(ひと)ありその()(ゆび)(あし)(ゆび)(むつ)(づつ)にして(あは)せて二十四あり(かれ)巨人(おほをとこ)(うめ)(もの)なりき 7(かれ)イスラエルを(いど)みしかばダビデの兄弟(きやうだい)シメアの()ヨナタンこれを(ころ)せり 8是等(これら)はガテにて巨人(おほをとこ)(うめ)(もの)なりしがダビデの()とその臣僕(けらい)()(たふ)れたり

第二十一章

1(ここ)にサタン(おこ)りてイスラエルに(てき)しダビデを感動(かんどう)してイスラエルを核數(かぞへ)しめんとせり 2ダビデすなはちヨアブと(たみ)牧伯等(つかさたち)(いひ)けるは汝等(なんぢら)ゆきてベエルシバよりダンまでのイスラエル(びと)(かぞ)へその(かず)をとりきたりて(われ)(しら)せよ 3ヨアブ(こた)へけるは幾何(いくばく)あるとも(ねがは)くはヱホバその(たみ)(ひやく)(ばい)(まし)たまへ(さり)ながら(わう)わが(しゆ)(これ)はみな(わが)(しゆ)(しもべ)ならずや(しかる)(なに)とて(わが)(しゆ)この(こと)(なさ)んと(もとめ)たまふや(なん)ぞイスラエルをして(これ)によりて(つみ)()せしむべけんやと 4されど(わう)つひにヨアブに(いひ)(かち)たればヨアブすなはち(いで)ゆきイスラエルを(あまね)(ゆき)めぐりてヱルサレムに(かへ)れり 5(しか)してヨアブ(たみ)總數(そうすう)をダビデに(つげ)たり(すなは)ちイスラエルの(うち)には(つるぎ)(おぶ)(もの)(ぴやく)萬人(まんにん)ありユダの(うち)には(つるぎ)(おぶ)(もの)四十七萬人(まんにん)ありき 6(ただ)しレビとベニヤミンとはその(なか)(かぞ)へざりき()はヨアブ(わう)(ことば)(にく)みたればなり 7この(こと)(かみ)()(あし)かりければイスラエルを(うち)なやましたまへり 8ダビデ(ここ)において(かみ)(まう)しけるは(われ)この(こと)をなして(おほい)(つみ)()たり(しかれ)ども(いま)ねがはくは(しもべ)(つみ)(のぞ)きたまへ(われ)はなはだ(おろか)なる(こと)をなせりと 9(とき)にヱホバ、ダビデの先見者(せんけんしや)ガデにきて(いひ)たまひけるは 10(ゆき)てダビデに(つげ)()へヱホバかく()(われ)なんぢに(みつ)のものを(しめ)(なんぢ)その(ひとつ)(えら)(われ)それを(なんぢ)(なさ)んと 11ガデすなはちダビデの(もと)(いた)(これ)(いひ)けるはヱホバかく(いひ)たまふ(なんぢ)(えら)べよ 12(すなは)ち三(ねん)饑饉(ききん)(また)(なんぢ)三月(みつき)(あひだ)(なんぢ)(てき)(まへ)(やぶ)れて(なんぢ)(あた)(つるぎ)(おひ)しかれんか(また)三日(みつか)(あひだ)ヱホバの(つるぎ)すなはち疫病(えやみ)この(くに)にありてヱホバの使者(つかひ)イスラエルの四方(よも)(さかひ)(うち)にて(うち)(ほろ)ぼすことをせんか()如何(いか)なる(こたへ)(われ)(つかは)せし(もの)(なす)べきかを(なんぢ)(さだ)めよ 13ダビデ、ガデに(いひ)けるは(われ)おほいに(くるし)()(われ)はヱホバの()(おちい)らん(その)憐憫(あはれみ)(はなは)だおほいなればなり(ひと)()には(おちい)らじと 14(ここ)においてヱホバ、イスラエルに疫病(えやみ)(くだ)したまひければイスラエルの(ひと)萬人(まんにん)(たふ)れたり 15(かみ)また使者(つかひ)をヱルサレムに(つかは)してこれを(ほろ)ぼさんとしたまひしが(その)これを(ほろ)ぼすにあたりてヱホバ()てこの禍害(わざはひ)をなせしを()(その)ほろぼす使者(つかひ)(いひ)たまひけるは(たれ)(いま)なんぢの()(とど)めよと(とき)にヱホバの使者(つかひ)はヱブス(びと)オルナンの(うち)()(かたはら)(たち)をる 16ダビデ()をあげて()るにヱホバの使者(つかひ)()(てん)(あひだ)(たち)(ぬき)()(つるぎ)()にとりてヱルサレムの(かた)にこれを(のべ)をりければダビデと長老等(としよりたち)麻布(あさぬの)()俯伏(ふれふせ)17(しか)してダビデ(かみ)(まう)しけるは(たみ)(かぞ)へよと(めい)ぜし(もの)(われ)ならずや(つみ)(をか)(あし)(こと)をなしたる(もの)(われ)なり(しか)れども是等(これら)(ひつじ)(なに)をなせしや(わが)(かみ)ヱホバよ()(なんぢ)()(われ)とわが(ちち)(いへ)(くは)へたまへ(ただ)(なんぢ)(たみ)(くは)へて(これ)(やまし)めたまふ(なか)れと 18(とき)にヱホバの使者(つかひ)ガデに(めい)(なんぢ)ダビデに(つげ)てダビデをして(のぼ)りゆきてヱブス(びと)オルナンの(うち)()にてヱホバのために一箇(ひとつ)(だん)(きづか)しめよと(いへ)19(ここ)においてダビデはガデがヱホバの()をもて(つげ)たる(ことば)にしたがひて(のぼ)りゆけり 20オルナンは(むぎ)(うち)ゐけるが回顧(うりかへり)(てん)使(つかひ)()るを()その()(にん)子等(こら)とともに(かく)れたり 21やがてダビデはオルナンの(かた)(きた)りけるがオルナン(のぞみ)てダビデを()すなはち(うち)()より(いで)ゆきて(かほ)()につけてダビデを(はい)せり 22ダビデ、オルナンに(いひ)けるは(この)(うち)()(ところ)(われ)(あた)へよ(われ)そこにてヱホバに一箇(ひとつ)(だん)(きづ)かん(なんぢ)その(じふ)(ぶん)(あたひ)をとりて(これ)(われ)にあたへ災害(わざはひ)(たみ)におよぶことを(とど)めしめよ 23オルナン、ダビデに(いひ)けるは()(これ)()(わう)わが(しゆ)()(よし)()るところを(なし)たまへ(われ)なんぢに(ささ)げて(うし)燔祭(はんさい)(もの)とし打禾車(うちぐるま)柴薪(たきぎ)とし(むぎ)素祭(そさい)とせん(われ)みなこれを(たて)(まつ)ると 24ダビデ(わう)オルナンに(いひ)けるは(しか)るべからず(われ)かならず(じふ)(ぶん)(あたひ)をはらひて(これ)(かは)(われ)(なんぢ)(もの)(とり)てヱホバに(たて)まつらじ(また)(つひえ)なしに燔祭(はんさい)(ささ)ぐることをせじと 25ダビデすなはち(その)(ところ)のために(きん)(ぴやく)シケルを(はか)りてオルナンに(あた)へたり 26(しか)してダビデ其處(そこ)にてヱホバに一箇(ひとつ)祭壇(さいだん)(きづ)燔祭(はんさい)酬恩祭(しうおんさい)(ささ)げてヱホバを(よび)けるに(てん)より燔祭(はんさい)(だん)(うへ)()(くだ)して(これ)(こた)へたまへり 27ヱホバすなはちその使者(つかひ)(めい)じたまひければ(かれ)その(つるぎ)(さや)(をさ)めたり 28その(とき)ダビデはヱホバがヱブス(びと)オルナンの(うち)()において(おのれ)(こた)へたまふを()たれば其處(そこ)にて犠牲(いけにへ)(ささ)ぐることを(なせ)29モーセが荒野(あらの)にて(つく)りたるヱホバの幕屋(まくや)燔祭(はんさい)(だん)とは(その)(ころ)ギベオンの崇邱(たかきところ)にありけるが 30ダビデはその(まへ)(すす)みゆきて(かみ)(もと)むることを()せざりき()(かれ)ヱホバの使者(つかひ)(つるぎ)のために(おそ)れたるに(より)てなり

第二十二章

1ダビデ(いひ)けるはヱホバ(かみ)(いへ)(ここ)なりイスラエルの燔祭(はんさい)(だん)(ここ)なりと 2ダビデすなはち(めい)じてイスラエルの()()異邦人(ことくにびと)(あつ)めしめ(また)(かみ)(いへ)(たつ)るに(もち)ふる(いし)(きる)ために石工(せきこう)(まう)けたり 3ダビデまた(もん)(とびら)(くぎ)および(かすがひ)(もち)ふる(てつ)(おびただ)しく(そな)へたり(また)(あかがね)(かぞへ)しれぬほどに(おびただ)しく(そな)へたり 4また香柏(かうはく)(そな)ふること(かず)しれず()はシドン(びと)およびツロの(もの)夥多(おびただ)しく香柏(かうはく)をダビデの(ところ)(はこ)びきたりたればなり 5ダビデ(いひ)けるは(わが)()ソロモンは(わか)くして(よわ)(また)ヱホバのために(たつ)(いへ)(きは)めて高大(かうだい)にして萬國(ばんこく)()()(さかえ)()(もの)たらざる(べか)らず(いま)(われ)(それ)がために準備(そなへ)をなさんとダビデその(しぬ)(まへ)(おほい)(これ)準備(そなへ)をなせり 6(しか)して(かれ)その()ソロモンを(めし)てイスラエルの(かみ)ヱホバのために(いへ)(たつ)ることを(これ)(めい)ぜり 7(すなは)ちダビデ、ソロモンに(いひ)けるは(わが)()(われ)(わが)(かみ)ヱホバの()のために(いへ)(たつ)(こころざし)ありき 8(しか)るにヱホバの(ことば)われに(のぞ)みて(いへ)(なんぢ)(おほ)くの()(なが)(おほい)なる戰爭(いくさ)()したり(なんぢ)(わが)(まへ)にて(おほく)()()(なが)したれば(わが)()(ため)(いへ)(たつ)べからず 9()男子(なんし)(なんぢ)(うま)れん(これ)平安(へいあん)(ひと)なるべし(われ)これに平安(へいあん)(たま)ひてその四周(まはり)(もろもろ)(てき)(わづら)はさるること(なか)らしめん(ゆゑ)(かれ)()はソロモン(平安(へいあん))といふべし(かれ)()(われ)平安(へいあん)靜謐(せいひつ)をイスラエルに(たま)はん 10(かれ)わが()のために(いへ)(たて)(かれ)はわが()となり(われ)(かれ)(ちち)とならん(われ)かれの(くに)(くらゐ)(かた)うして(なが)くイスラエルの(うへ)(たた)しめん 11(され)(わが)()(ねがは)くはヱホバ(なんぢ)とともに(いま)(なんぢ)(さかん)ならしめ(なんぢ)(かみ)ヱホバの(いへ)(たて)させて(その)なんぢにつきて(いひ)たる(ごと)くしたまはんことを 12(ただ)ねがはくはヱホバ(なんぢ)智慧(ちゑ)穎悟(さとり)(たま)(なんぢ)をイスラエルの(うへ)(たて)(なんぢ)(かみ)ヱホバの律法(おきて)(なんぢ)(まも)らせたまはんことを 13(なんぢ)もしヱホバがイスラエルにつきてモーセに(めい)じたまひし法度(のり)例規(さだめ)(つつし)みて(おこな)はば(なんぢ)旺盛(さかん)になるべし(こころ)(つよ)くしかつ(いさ)(おそ)るる(なか)(をのの)くなかれ 14()(われ)患難(なやみ)(うち)にてヱホバの(いへ)のために(きん)(まん)タラント(ぎん)(まん)タラントを(そな)へまた(あかがね)(てつ)とを(かず)しれぬほど夥多(おびただ)しく(そな)へたり(また)材木(ざいもく)(いし)をも(そな)へたり(なんぢ)また(これ)(くは)ふべし 15かつまた工人(こうじん)夥多(おびただ)しく(なんぢ)()にあり(すなは)(いし)()(きり)(きざ)(もの)および(もろもろ)工作(わざ)()すところの工匠(たくみ)など(すべ)てあり 16(それ)金銀(きんぎん)(あかがね)(てつ)(かず)(かぎ)りなし(なんぢ)(たち)()(ねがは)くはヱホバ(なんぢ)とともに(いま)せと 17ダビデまたイスラエルの一切(すべて)牧伯等(つかさたち)にその()ソロモンを(たす)くることを(めい)じて(いは)18(なんぢ)らの(かみ)ヱホバなんぢらと(とも)(いま)すならずや四方(しはう)において泰平(たいへい)(なんぢ)らに(たま)へるならずや(すなは)ちこの()(たみ)(わが)()(わた)したまひてこの()はヱホバの(まへ)とその(たみ)(まへ)(ふく)せり 19(され)(なんぢ)(こころ)をこめ精神(せいしん)をこめて(なんぢ)らの(かみ)ヱホバを(もと)めよ(なんぢ)(たち)てヱホバ(かみ)聖所(せいじよ)()てヱホバの()のために(たつ)るその(いへ)にヱホバの契約(けいやく)(はこ)(かみ)(きよき)(うつは)(たづ)さへいるべし

第二十三章

1ダビデ(おい)てその()滿(みち)ければその()ソロモンをイスラエルの(わう)となせり 2ダビデ、イスラエルの一切(すべて)牧伯(つかさ)および祭司(さいし)とレビ(びと)をあつめたり 3レビ(びと)の三十(さい)以上(いじやう)なる(もの)(かぞ)へたるにその人々(ひとびと)(かしら)(かず)は三(まん)(せん) 4その(うち)(まん)(せん)はヱホバの(いへ)事幹(わざ)(つかさ)どり六(せん)有司(つかさびと)および裁判人(さばきびと)たり 5(せん)(もん)(まも)(もの)たりまた四(せん)はダビデが(つく)れる讃美(さんび)樂器(がくき)をとりてヱホバを(たたふ)ることをせり 6ダビデ、レビの子孫(しそん)(わか)ちて班列(くみ)(たて)たり(すなは)ちゲルシヨン、コハテおよびメラリ 7ゲルシヨン(びと)たる(もの)はラダンおよびシメイ 8ラダンの子等(こら)(かしら)エヒエルにゼタムとヨエル(あは)せて三(にん) 9シメイの子等(こら)はシロミテ、ハジエル、ハランの三(にん)是等(これら)はラダンの宗家(そうけ)(ちやう)たり 10シメイの子等(こら)はヤハテ、ジナ、ヱウシ、ベリア この四(にん)はシメイの()なり 11ヤハデは(かしら) ジナはその(つぎ) ヱウシ、ベリアは()(おほ)からざるが(ゆゑ)(これ)をともに(かぞ)へて(ひとつ)宗家(そうけ)となせり 12コハテの子等(こら)はアムラム、イヅハル、ヘブロン、ウジエルの四(にん) 13アムラムの子等(こら)はアロンとモーセ、アロンはその子等(こら)とともに(なが)區別(わかた)れてその()(きよ)めて(いと)聖者(きよきもの)となりヱホバの(まへ)(かう)()(これ)(つか)(つね)にこれが()をもて(しゆく)することを(なせ)14(かみ)(ひと)モーセの子等(こら)はレビの支派(わかれ)(うち)(かぞ)へいれらる 15モーセの子等(こら)はゲルシヨンおよびエリエゼル 16ゲルシヨンの子等(こら)(かしら)はシブエル 17エリエゼルの子等(こら)(かしら)はレハビヤ、エリエゼルは(この)(ほか)男子(をとこのこ)あらざりき(ただ)しレハビヤの子等(こら)(はなは)(おほ)かりき 18イヅハルの子等(こら)(かしら)はシロミテ 19ヘブロンの子等(こら)長子(うひご)はヱリヤ その(つぎ)はアマリヤ その三はヤハジエル その四はヱカメアム 20ウジエルの子等(こら)長子(うひご)はミカ (つぎ)はヱシヤ 21メラリの子等(こら)はマヘリおよびムシ、マヘリの子等(こら)はエレアザルおよびキシ 22エレアザルは男子(なんし)なくして(しね)(ただ)女子(によし)ありし而已(のみ)その女子等(によしども)はキシの()たるその兄弟(きやうだい)(ども)これを(めと)れり 23ムシの子等(こら)はマヘリ、エデル、ヱレモテの三(にん) 24レビの子孫(しそん)をその宗家(そうけ)(したが)ひて(いへ)(かく)のごとし(これ)(みな)かの(かしら)(かず)(かぞ)へられその()(しる)されてヱホバの(いへ)役事(はたらき)をなせる二十(さい)以上(いじやう)(もの)宗家(そうけ)(かしら)なり 25ダビデ(いひ)けらくイスラエルの(かみ)ヱホバその(たみ)(やす)んじて(なが)くヱルサレムに(すみ)たまふ 26レビ(びと)はまた(かさ)ねて幕屋(まくや)およびその奉事(つとめ)器具(うつはもの)(かく)ことあらずと 27ダビデの最後(をはり)(ことば)にしたがひてレビ(びと)は二十(さい)以上(いじやう)よりして(かぞ)へられたり 28(かれ)らの(しよく)はアロンの子孫(しそん)(たち)()(ぞく)して(かみ)(いへ)役事(はたらき)()(には)(もろもろ)(へや)(よう)()一切(すべて)聖物(きよきもの)(きよ)むるなど(すべ)(かみ)(いへ)役事(はたらき)(つと)むるの(こと)なりき 29また供前(そなへ)のパン素祭(そさい)(むぎ)()(たね)いれぬ菓子(くわし)(なべ)にて(つく)(もの)(やき)(つく)(もの)などを(つかさ)どりまた(すべ)容積(かさ)長短(ながさ)量度(はか)ることを(つかさ)どり 30また(あした)ごとに(たち)てヱホバを(たた)(ほむ)ることを(つかさ)どれり(ゆふべ)もまた(しか)31(また)安息日(あんそくにち)朔日(つひたち)節會(せちゑ)においてヱホバに(もろもろ)燔祭(はんさい)(ささ)(その)(めい)ぜられたる(ところ)(したが)ひて(かず)のごとくに(たえ)ずこれをヱホバの(まへ)にたてまつる(こと)(つかさ)どれり 32(かく)のごとく(かれ)らは集會(しふくわい)幕屋(まくや)職守(つとめ)聖所(きよきところ)職守(つとめ)とアロンの子孫(しそん)たるその兄弟(きやうだい)(たち)職守(つとめ)とを(まも)りてヱホバの(いへ)役事(はたらき)をおこなふ(べか)りしなり

第二十四章

1アロンの子孫(しそん)班列(くみ)()のごとしアロンの子等(こら)はナダブ、アビウ、エレアザル、イタマル 2ナダブとアビウはその(ちち)(さき)だちて(しに)()なかりければエレアザルとイタマル祭司(さいし)となれり 3ダビデ、エレアザルの子孫(しそん)ザドクおよびイタマルの子孫(しそん)アヒメレクとともに(かれ)らを(わか)ちて(おのおの)その(しよく)(つとめ)(にん)じたり 4エレアザルの子孫(しそん)(うち)にはイタマルの子孫(しそん)(うち)よりも(かしら)たる(ひと)(おほ)かりき(ここ)をもてその(わか)かれし班列(くみ)はエレアザルの子孫(しそん)たる宗家(そうけ)(ちやう)には十六ありイタマルの子孫(しそん)たる宗家(そうけ)(ちやう)には八あり 5(かく)(かれ)らは(くじ)によりて(わか)たる(かれ)(これ)(あひ)(ひと)()聖所(きよきところ)督者(つかさ)および(かみ)督者(つかさ)はエレアザルの子孫(しそん)(うち)よりも()でイタマルの子孫(しそん)(うち)よりも(いづ)ればなり 6レビ(びと)ネタネルの()シマヤといふ書記(しよき)(わう)牧伯等(つかさたち)祭司(さいし)ザドクとアビヤタルの()アヒメレクと祭司(さいし)およびレビ(びと)宗家(そうけ)(ちやう)(まへ)にて(これ)(かき)しるせり(すなは)ちエレアザルのために宗家(そうけ)(ひとつ)(とれ)ばまたイタマルのために宗家(そうけ)(ひとつ)(とれ)7(だい)一の(くじ)はヨアリブに(あた)(だい)二はヱダヤに(あた)8(だい)三はハリムに(あた)(だい)四はセオリムに(あた)9(だい)五はマルキヤに(あた)(だい)六はミヤミンに(あた)10(だい)七はハツコヅに(あた)(だい)八はアビアに(あた)11(だい)九はヱシユアに(あた)(だい)十はシカニヤに(あた)12(だい)十一はヱリアシブに(あた)(だい)十二はヤキンに(あた)13(だい)十三はホツバに(あた)(だい)十四はエシバブに(あた)14(だい)十五はビルガに(あた)(だい)十六はインメルに(あた)15(だい)十七はヘジルに(あた)(だい)十八はハビセツに(あた)16(だい)十九はベタヒヤに(あた)(だい)二十はエゼキエルに(あた)17(だい)二十一はヤキンに(あた)(だい)二十一はガムルに(あた)18(だい)二十三はデラヤに(あた)(だい)二十四はマアジアに(あた)れり 19(これ)その職務(つとめ)順序(ついで)なり(かれ)らは(これ)にしたがひてヱホバの(いへ)にいり(その)先祖(せんぞ)アロンより(つた)はりし例規(さだめ)によりて(つと)むべかりしなり(すなは)ちイスラエルの(かみ)ヱホバの(かれ)(めい)じたまひしごとし 20その(ほか)のレビの子孫(しそん)()(ごと)しアムラムの子等(こら)(うち)にてはシユバエル、シユバエルの子等(こら)(うち)にてはヱデヤ 21レハビヤについてはレハビヤの子等(こら)(うち)にては長子(うひご)イツシア 22イヅハリ(びと)(うち)にてはシロミテ、シロミテの子等(こら)(うち)にてはヤハテ 23ヘブロンの子等(こら)(うち)にては長子(うひご)ヱリヤ()()アマリヤ(さん)()ヤハジエル()()ヱカメアム 24ウジエルの子等(こら)(うち)にてはミカ、ミカの子等(こら)(うち)にてはシヤミル 25ミカの兄弟(きやうだい)をイツシアといふイツシアの子等(こら)(うち)にてはゼカリヤ 26メラリの子等(こら)はマヘリおよびムシ、ヤジアの子等(こら)はベノ 27メラリの子孫(しそん)のヤジアより(いで)たる(もの)はベノ、シヨハム、ザツクル、イブリ 28マヘリよりエレアザル(いで)たりエレアザルは子等(こら)なかりき 29キシについてはキシの()はヱラメル 30ムシの子等(こら)はマヘリ、エデル、ヱリモテ是等(これら)はレビの子孫(しそん)にしてその宗家(そうけ)にしたがひて(いへ)(もの)なり 31(これ)らの(もの)もまたダビデ(わう)とザドクとアヒメレクと祭司(さいし)およびレビ(びと)宗家(そうけ)(ちやう)たる者等(ものども)(まへ)にてアロンの子孫(しそん)たるその兄弟(きやうだい)(たち)のごとく(くじ)(ひけ)(あに)宗家(そうけ)(おとうと)宗家(そうけ)(こと)なること(なか)りき

第二十五章

1ダビデと軍旅(ぐんりよ)牧伯等(つかさたち)またアサフ、ヘマンおよびヱドトンの子等(こら)(えら)びて(しよく)(にん)(これ)をして(こと)(しつ)鐃鈸(ねうはち)(とり)預言(よげん)せしむその(しよく)によれば伶人(れいじん)(かず)()のごとし 2アサフの子等(こら)はザツクル、ヨセフ、ネタニア、アサレラ (みな)アサフの子等(こら)にしてアサフの()(ぞく)すアサフは(わう)()につきて預言(よげん)3ヱドトンについてはヱドトンの子等(こら)はゲダリア、ゼリ、ヱサヤ、ハシヤビヤ、マツタテヤの六(にん) (みな)(こと)(とり)てその(ちち)ヱドトンの()(ぞく)すヱドトンはヱホバを()めかつ(たた)へて預言(よげん)4ヘマンについてはヘマンの子等(こら)たる(もの)はブツキヤ、マツタニヤ、ウジエル、シブエル、ヱレモテ、ハナニヤ、ハナニ、エリアタ、ギダルテ、ロマムテエゼル、ヨシベカシヤ、マロテ、ホテル、マハジオテ 5(これ)みな(かみ)(ことば)をつたふる(わう)先見者(せんけんしや)ヘマンの子等(こら)にして(かく)()(かみ)ヘマンに男子(なんし)十四(にん)女子(によし)(にん)(たま)へり 6是等(これら)(もの)(みな)その(ちち)()(ぞく)しヱホバの(いへ)において(うた)(うた)鐃鈸(ねうはち)(しつ)(こと)をもて(かみ)(いへ)奉事(つとめ)をなせり アサフ、ヱドトンおよびヘマンは(わう)()につけり 7彼等(かれら)およびヱホバに(うた)(うた)ふことを(なら)へるその兄弟(きやうだい)(たち)(すなは)(たくみ)なる(もの)(かず)は二(ひやく)八十八(にん) 8(かれ)(だい)(せう)(たくみ)なる(もの)(なら)(もの)(みな)ともにその職務(つとめ)(くじ)(ひき)けるが 9(だい)一の(くじ)はアサフの(いへ)のヨセフに(あた)(だい)二はゲダリアに(あた)れり(かれ)もその兄弟(きやうだい)(たち)および子等(こら)十二(にん) 10(だい)三はザツクルに(あた)れりその子等(こら)とその兄弟(きやうだい)(たち)十二(にん) 11(だい)四はイヅリに(あた)れりその子等(こら)とその兄弟(きやうだい)(たち)十二(にん) 12(だい)五はネタニヤに(あた)れりその子等(こら)とその兄弟(きやうだい)(たち)十二(にん) 13(だい)六はブツキアに(あた)れりその子等(こら)とその兄弟(きやうだい)(たち)十二(にん) 14(だい)七はアサレラに(あた)れりその子等(こら)とその兄弟(きやうだい)(たち)十二(にん) 15(だい)八はヱサヤに(あた)れりその子等(こら)とその兄弟(きやうだい)(たち)十二(にん) 16(だい)九はマツタニヤに(あた)れりその子等(こら)とその兄弟(きやうだい)(たち)十二(にん) 17(だい)十はシメイに(あた)れりその子等(こら)とその兄弟(きやうだい)(たち)十二(にん) 18(だい)十一はアザリエルに(あた)れりその子等(こら)とその兄弟(きやうだい)(たち)十二(にん) 19(だい)十二はハシヤビアに(あた)れりその子等(こら)とその兄弟(きやうだい)(たち)十二(にん) 20(だい)十三はシユバエルに(あた)れりその子等(こら)とその兄弟(きやうだい)(たち)十二(にん) 21(だい)十四はマツタテヤに(あた)れりその子等(こら)とその兄弟(きやうだい)(たち)十二(にん) 22(だい)十五はヱレモテに(あた)れりその子等(こら)とその兄弟(きやうだい)(たち)十二(にん) 23(だい)十六はハナニヤに(あた)れりその子等(こら)とその兄弟(きやうだい)(たち)十二(にん) 24(だい)十七はヨシベカシヤに(あた)れりその子等(こら)とその兄弟(きやうだい)(たち)十二(にん) 25(だい)十八はでハナニに(あた)れりその子等(こら)とその兄弟(きやうだい)(たち)十二(にん) 26(だい)十九はマロテに(あた)れりその子等(こら)とその兄弟(きやうだい)(たち)十二(にん) 27(だい)二十はエリアタに(あた)れりその子等(こら)とその兄弟(きやうだい)(たち)十二(にん) 28(だい)二十一はホテルに(あた)れりその子等(こら)とその兄弟(きやうだい)(たち)十二(にん) 29(だい)二十二はギダルテに(あた)れりその子等(こら)とその兄弟(きやうだい)(たち)十二(にん) 30(だい)二十三はマハジオテに(とみ)れりその子等(こら)とその兄弟(きやうだい)(たち)十二(にん) 31(だい)二十四はロマムテエゼルに(あた)れりその子等(こら)とその兄弟(きやうだい)(たち)十二(にん)

第二十六章

1(もん)(まも)(もの)班列(くみ)()のごとしコラ(びと)(うち)にてはアサフの()コレの()なるメシレミヤ 2メシレミヤの子等(こら)長子(うひご)はゼカリヤその(つぎ)はヱデアエルその三はゼバデヤその四はヤテニエル 3その五はエラムその六はヨハナンその七はエリヨエナイ 4またオベデエドムの子等(こら)長子(うひご)はシマヤその(つぎ)はヨザバデその三はヨアその四はサカルその五はネタネル 5その六はアシミエルその七はイツサカルその八はピウレタイ()(かみ)かれを祝福(めぐみ)たまひしなり 6また(かれ)()シマヤにも數人(すにん)()(うま)れたりしがその子等(こら)大勇士(だいゆうし)にしてその(ちち)(いへ)(しゆ)たる(もの)なりき 7すなはちシマヤの子等(こら)はオテニ、レバエル、オベデ、エルザバデ、エルザバデの兄弟(きやうだい)エリウとセマキヤは(ちから)ある(ひと)なりき 8(これ)みなオベデエドムの(まご)()なり(かれ)らとその子等(こら)および(その)兄弟(きやうだい)(たち)(あは)せて六十二(にん)(みな)(ちから)ある(もの)にしてその(しよく)()(これ)みなオベデエドムに(ぞく)する(もの)なり 9メシレミヤも子等(こら)兄弟(きやうだい)(たち)(あは)せて十八(にん)あり(みな)(ちから)ある(もの)なりき 10メラリの子孫(しそん)ホサもまた子等(こら)ありき(その)(かしら)はシムリ(これ)長子(うひご)ならざりしかどもその(ちち)これを(かしら)となせしなり 11その(つぎ)はヒルキヤその三はデバリヤその四はゼカリヤ、ホサの子等(こら)兄弟(きやうだい)(たち)(あは)せて十三(にん) 12(もん)(まも)るところの班列(くみ)(この)長等(かしらたち)(うち)より()でみなその兄弟(きやうだい)(ひとし)勤務(つとめ)をなしてヱホバの(いへ)(つか)13(かれ)門々(もんもん)(わか)つために(せう)(だい)もともにその宗家(そうけ)(したが)ひて(くじ)(ひき)たりしが 14(ひがし)(かた)(くじ)はシレミヤに(あた)れり(また)その()ゼカリヤのために(くじ)(ひき)けるに(きた)(かた)(くじ)これに(あた)れりゼカリヤは智慧(ちゑ)ある議士(ぎし)なりき 15オベデエドムは(みなみ)(かた)(くじ)(あた)りその子等(こら)(くら)(くじ)(あた)れり 16シユパムおよびホサは西(にし)(かた)(くじ)にあたり(さか)大路(おほぢ)にあるシヤレケテの(もん)(かたはら)(をれ)守者(まもるもの)はみな相對(あひむか)17(ひがし)(かた)にはレビ(びと)(にん)(きた)(かた)には日々(ひび)に四(にん)(みなみ)(かた)にも日々(ひび)に四(にん)(くら)のかたはらには二(にん)に二(にん) 18西(にし)(かた)バルバルにおいては大路(おほぢ)に四(にん)バルバルに二(にん) 19(もん)(まも)(もの)班列(くみ)(かく)のごとし(みな)コラの子孫(しそん)とメラリの子孫(しそん)なり 20また(かみ)府庫(くら)および聖物(きよきもの)府庫(くら)(つかさ)どれる(かれ)らの兄弟(きやうだい)なるレビ(びと)()のごとし 21ラダンの子孫(しそん)すなはちラダンより(いで)たるゲルシヨン(びと)にしてゲルシヨン(びと)ラダンの宗家(そうけ)(ちやう)たる(もの)(うち)にてはヱヒエリ 22およびヱヒエリの子等(こら)ならびにその兄弟(きやうだい)ゼタムとヨエル(これ)らはヱホバの(いへ)府庫(くら)(つかさ)どれり 23アムラミ(びと)イヅハリ(びと)ヘブロン(びと)ウジエリ(びと)(うち)においては()のごとし 24モーセの()ゲルシヨムの()なるシブエルは府庫(くら)(つかさ)たり 25その兄弟(きやうだい)にしてエリエゼルより(いで)たる(もの)(すなは)ちエリエゼルの()レハビヤその()ヱサヤその()ヨラムその()ジクリその()シロミテ 26(この)シロミテとその兄弟(きやうだい)(たち)はすべての聖物(きよきもの)府庫(くら)(つかさ)どれりその聖物(きよきもの)はすなはちダビデ(わう)宗家(そうけ)(ちやう)(せん)(にん)(かしら)(ひやく)(にん)(かしら)軍旅(ぐんりよ)長等(かしらたち)などが奉納(をさめ)たる(もの)なり 27(すなは)戰爭(いくさ)において()たる(もの)および掠取物(ぶんどりもの)奉納(をさめ)てヱホバの(いへ)修繕(つくろひ)(そな)へたるなり 28(すべ)先見者(せんけんしや)サムエル、キシの()サウル、ネルの()アブネル、ゼルヤの()ヨアブ()奉献(をさめ)たる(もの)および(その)(ほか)奉納物(をさめもの)(みな)シロミテとその兄弟(きやうだい)(たち)()(した)にありき 29イヅハリ(びと)(うち)にてはケナニヤとその子等(こら)イスラエルの外事(ぐわいじ)(をさ)有司(つかさ)となり裁判人(さばきびと)となれり 30ヘブロン(びと)(うち)にてはハシヤビアおよびその兄弟(きやうだい)などの勇士(ゆうし)(せん)(ひやく)(にん)ありてヨルダンの此旁(こなた)すなはち西(にし)(かた)にてイスラエルの監督(かんとく)(しや)となりヱホバの一切(すべて)(こと)(おこな)(わう)(よう)(なせ)31ヘブロン(びと)(うち)にてはその系譜(けいふ)宗家(そうけ)とに(よれ)ばヱリヤといふ(もの)ヘブロン(びと)(かしら)なりダビデの治世(ぢせい)の四十(ねん)(かれ)らを(たづ)(もと)めギレアデのヤゼルにおいて(かれ)らの(うち)より大勇士(だいゆうし)()たり 32ヱリヤの兄弟(きやうだい)たる勇士(ゆうし)は二(せん)(ひやく)(にん)にして(みな)宗家(そうけ)(ちやう)たりダビデ(わう)かれらをしてルベン(びと)ガド(びと)およびマナセの(なかばの)支派(わかれ)監督(かんとく)しめ(かみ)につける(こと)(わう)につける(こと)とを(つかさ)どらせたり

第二十七章

1イスラエルの子孫(ひとびと)すなはち宗家(そうけ)(ちやう)(せん)(にん)(かしら)(ひやく)(にん)(かしら)およびその有司(つかさ)(たち)(とし)(すべて)(つき)のあひだ(つき)ごとに(かは)()(かは)()(その)班列(くみ)(もろもろ)(こと)をつとめて(わう)(つか)へたるが(その)(かず)(かんが)ふるに(ひと)班列(くみ)に二(まん)(せん)(にん)ありき 2(まづ)(だい)一の班列(くみ)すなはち正月(しやうぐわつ)(ぶん)はザブデエルの()ヤシヨベアムこれを(ひき)(その)班列(くみ)は二(まん)(せん)(にん) 3(かれ)正月(しやうぐわつ)軍團(ぐんだん)長等(かしらたち)(をさ)たる(もの)にしてペレヅの子孫(しそん)なり 4(ぐわつ)班列(くみ)はアホア(びと)ドダイその班列(くみ)(もの)とともにこれを(ひき)ゆミクロテといふ(つかさ)あり(その)班列(くみ)は二(まん)(せん)(にん) 5(ぐわつ)軍團(ぐんだん)(すぶ)(だい)三の(しやう)祭司(さいし)(をさ)ヱホヤダの()ベナヤその班列(くみ)は二(まん)(せん)(にん) 6このベナヤはかの三十(にん)(うち)勇士(ゆうし)にして三十(にん)(うへ)にたてり(かれ)()アミザバデその班列(くみ)にあり 7(ぐわつ)(ぶん)(すぶ)(だい)四の(しやう)はヨアブの(おとうと)アサヘルにしてその()ゼバデヤこれに(つげ)(その)班列(くみ)は二(まん)(せん)(にん) 8(ぐわつ)(ぶん)(すぶ)(だい)五の(しやう)はイズラヒ(びと)シヤンモテその班列(くみ)は二(まん)(せん)(にん) 9(ぐわつ)(ぶん)(すぶ)(だい)六の(しやう)はテコア(びと)イツケシの()イラその班列(くみ)は二(まん)(せん)(にん) 10(ぐわつ)(ぶん)(すぶ)(だい)七の(しやう)はエフライムの子孫(しそん)たるペロニ(びと)ヘレヅその班列(くみ)は二(まん)(せん)(にん) 11(ぐわつ)(ぶん)(すぶ)(だい)八の(しやう)はゼラの子孫(しそん)たるホシヤ(びと)シベカイその班列(くみ)は二(まん)(せん)(にん) 12(ぐわつ)(ぶん)をすぶる(だい)九の(しやう)はベニヤミンの子孫(しそん)たるアナトテ(びと)アビエゼルその班列(くみ)は二(まん)(せん)(にん) 13(ぐわつ)(ぶん)をすぶる(だい)十の(しやう)はゼラの子孫(しそん)たるネトパ(びと)マハライその班列(くみ)は二(まん)(せん)(にん) 14十一(ぐわつ)(ぶん)をすぶる(だい)十一の(しやう)はエフライムの子孫(しそん)たるピラトン(びと)ベナヤその班列(くみ)は二(まん)(せん)(にん) 15十二(ぐわつ)(ぶん)(すぶ)(だい)十二の(しやう)はオテニエルの子孫(しそん)たるネトパ(びと)ヘルダイその班列(くみ)は二(まん)(せん)(にん) 16イスラエルの支派(わかれ)(をさ)むる(もの)()のごとしルベン(びと)牧伯(つかさ)はヂクリの()エリエゼル、シメオンの牧伯(つかさ)はマアカの()シバテヤ 17レビ(びと)牧伯(つかさ)はケムエルの()ハシヤビヤ、アロン(びと)牧伯(つかさ)はザドク 18ユダの牧伯(つかさ)はダビデの兄弟(きやうだい)エリウ、イツサカルの牧伯(つかさ)はミカエルの()オムリ 19ゼブルンの牧伯(つかさ)はオバデヤの()イシマヤ、ナフタリの牧伯(つかさ)はアズリエルの()ヱレモテ 20エフライムの子孫(しそん)牧伯(つかさ)はアザジヤの()ホセア、マナセの(なかばの)支派(わかれ)牧伯(つかさ)はペダヤの()ヨエル 21ギレアデなるマナセのご(なかばの)支派(わかれ)牧伯(つかさ)はゼカリヤの()イド、ペニヤミンの牧伯(つかさ)はアブネルの()ヤシエル 22ダンの牧伯(つかさ)はヱロハムの()アザリエル、イスラエルの支派(わかれ)牧伯等(つかさたち)(かく)のごとし 23二十(さい)以下(いか)なる(もの)はダビデこれを(かぞ)へざりき()はヱホバかつてイスラエルを(まし)天空(そら)(ほし)のごとくにせんと(いひ)たまひしことあればなり 24ゼルヤの()ヨアブ(かぞ)ふることを(はじ)めたりしがこれを(なし)をへざりきそのかぞふることによりて震怒(いかり)イスラエルにおよべりその(かず)はまたダビデ(わう)記録(きろく)(ふみ)(のせ)ざりき 25アデエルの()アズマウテは(わう)府庫(くら)(つかさ)どりウジヤの()ヨナタンは田野(でんや)邑々(まちまち)村々(むらむら)(しろ)などにある府庫(くら)(つかさ)どり 26ケルブの()エズリは()(たがや)農業(のうげふ)(ひと)(つかさ)どり 27ラマテ(びと)シメイは葡萄園(ぶだうばたけ)(つかさ)どりシフミ(びと)ザブデはその葡萄園(ぶだうばたけ)より(とれ)葡萄(ぶだう)(しゆ)(くら)(つかさ)どり 28ゲデラ(びと)バアルハナンは平野(ひらの)なる橄欖樹(かんらんのき)(くはの)()(つかさ)どりヨアシは(あぶら)(くら)(つかさ)どり 29シヤロン(びと)シテナイはシヤロンにて()(うし)(むれ)(つかさ)どりアデライの()シヤバテは谷々(たにだに)にある(うし)(むれ)(つかさ)どり 30イシマエル(びと)オビルは駱駝(らくだ)(つかさ)どりメロノテ(びと)ヱデヤは驢馬(ろば)(つかさ)どり 31ハガリ(びと)ヤジズは(ひつじ)(むれ)(つかさ)どれり(これ)みなダビデ(わう)所有(もちもの)(つかさ)どれる(もの)なり 32またダビデの叔父(をぢ)ヨナタンは議官(ぎくわん)たり(かれ)智慧(ちゑ)あり(がく)(しき)ある(もの)なり(また)ハクモニの()ヱヒエルは(わう)子等(こたち)補佐(ほさ)たり 33アヒトペルは(わう)議官(ぎくわん)たりアルキ(びと)ホシヤイは(わう)伴侶(とも)たり 34アヒトペルに()(もの)はベナヤの()ヱホヤダおよびアビヤタル(わう)軍旅(ぐんりよ)(かしら)はヨアブ

第二十八章

1(ここ)にダビデ、イスラエルの一切(すべて)(かしら)支派(わかれ)(ちやう)(わう)(つか)ふる班列(くみ)(かしら)(せん)(にん)(かしら)(ひやく)(にん)(かしら)(わう)とその子等(こら)所有(もちもの)(およ)家畜(かちく)(つかさ)どる(もの)閹官(えんくわん)有力(いうりよく)(しや)(しよ)勇士(ゆうし)などを(ことごと)くヱルサレムに召集(めしあつ)2(しか)してダビデ(わう)その(あし)にて(たち)(いひ)けるは(われ)兄弟(きやうだい)(たち)我民(わがたみ)(われ)()(われ)はヱホバの契約(けいやく)(はこ)のため(われ)らの(かみ)(あし)(だい)のために安居(あんきよ)(いへ)(たて)んとの(こころざし)ありて(すで)にこれを(たつ)準備(そなへ)をなせり 3(しか)るに(かみ)(われ)(いひ)たまへり(なんぢ)(わが)()のために(いへ)(たつ)べからず(なんぢ)軍人(いくさびと)にして許多(あまた)()(なが)したればなりと 4(しか)りと(いへど)もイスラエルの(かみ)ヱホバ(わが)(ちち)全家(ぜんか)(うち)より(われ)(えら)びて(なが)くイスラエルに(わう)たらしめたまふ(すなは)ちユダを(えら)びて(かしら)となしユダの全家(ぜんか)(うち)より(わが)(ちち)(いへ)(えら)(わが)(ちち)子等(こら)(うち)にて(われ)(よろこ)びイスラエルの(わう)とならしめたまふ 5(しか)してヱホバ(われ)衆多(おほく)()をたまひて(その)わが(すべて)子等(こら)(うち)より(わが)()ソロモンを(えら)(これ)をヱホバの(くに)(くらゐ)()せしめてイスラエルを(をさ)めしめんとしたまふ 6ヱホバまた(われ)(いひ)たまひけるは(なんぢ)()ソロモンはわが(いへ)および(わがれ)(には)(つく)らん(われ)かれを(えら)びて(わが)()となせり(われ)かれの(ちち)となるべし 7(かれ)もし今日(こんにち)のごとく(わが)誡命(いましめ)律法(おきて)(かた)(まも)(おこな)はば(われ)その(くに)(なが)(かた)うせんと 8(され)(いま)ヱホバの會衆(くわいしう)たるイスラエルの全家(ぜんか)()(まへ)および(われ)らの(かみ)(きこ)しめす(ところ)にて(なんぢ)らに(すす)(なんぢ)らその(かみ)ヱホバの一切(すべて)誡命(いましめ)(まも)りかつ(これ)(おひ)もとむべし(しか)せば汝等(なんぢら)この(よき)()(たも)ちてこれを(なんぢ)らの(のち)子孫(しそん)(なが)(つた)ふることを()9(わが)()ソロモンよ(なんぢ)(ちち)(かみ)()完全(まつたき)(こころ)をもて(よろこ)(いさ)んで(これ)(つか)へよヱホバは一切(すべて)(こころ)(さぐ)一切(すべて)思想(おもひ)(さと)りたまふなり(なんぢ)もし(これ)(もと)めなば(これ)(あは)(され)(なんぢ)もし(これ)(すて)なば(なが)(なんぢ)(すて)たまはん 10(され)(なんぢ)(つつし)めよヱホバ(なんぢ)(えら)びて聖所(きよきところ)とすべき(いへ)(たて)させんと()たまへば(こころ)(つよ)くしてこれを(なす)べしと 11(しか)してダビデは殿(との)(らう)およびその(いへ)その府庫(くら)その(うへ)(しつ)その(うち)(しつ)贖罪(しよくざい)(しよ)(しつ)などの式樣(ひながた)をその()ソロモンに(さづ)12また其心(そのこころ)(おも)ひはかれる一切(すべて)(もの)すなはちヱホバの(いへ)(には)四周(まはり)(もろもろ)(へや)(かみ)(いへ)府庫(くら)聖物(きよきもの)府庫(くら)などの式樣(ひながた)(さづ)13また祭司(さいし)およびレビ(びと)班列(くみ)とヱホバの(いへ)(もろもろ)奉事(つとめ)(わざ)とヱホバの(いへ)(もろもろ)奉事(つとめ)器皿(うつはもの)とにつきて(さと)すところあり 14また(もろもろ)奉事(つとめ)(もち)ふる(きん)器皿(うつはもの)(つく)(きん)重量(めかた)(さだ)(また)(もろもろ)奉事(つとめ)(うつは)(もち)ふる(もろもろ)(ぎん)器皿(うつはもの)(ぎん)重量(めかた)(さだ)15(すなは)(きん)燈臺(とうだい)とその(きん)燈盞(ともしびざら)重量(めかた)(のべ)一切(すべて)燈臺(とうだい)とその燈盞(ともしびざら)重量(めかた)(さだ)(また)(ぎん)燈臺(とうだい)につきても各々(おのおの)燈臺(とうだい)用法(もちひかた)にしたがひて燈臺(とうだい)とその燈盞(ともしびざら)重量(めかた)(さだ)16また供前(そなへ)のパンの(つくゑ)につきてはその(おのおの)(つくゑ)のために(きん)重量(めかた)(さだ)(また)(ぎん)(つくゑ)のためにも(ぎん)(さだ)17(また)(にく)(さし)(さら)(しやく)のために(もち)ふる純金(じゆんきん)重量(めかた)(さだ)(きん)大斝(おほさかづき)につきてもまた各々(おのおの)大斝(おほさかづき)のために重量(めかた)(さだ)(ぎん)一切(すべて)大斝(おほさかづき)のためにも重量(めかた)(さだ)18また(かう)(だん)のために(もち)ふる精金(せいきん)重量(めかた)(さだ)めかつ(くるま)なるケルビムの式樣(ひながた)(きん)(さだ)(この)ケルビムはその(つばさ)(のべ)てヱホバの契約(けいやく)(はこ)(おほ)19(しか)してダビデ(いひ)けらく(これ)工事(こうじ)式樣(ひながた)(みな)ことごとくヱホバのその()(わが)(うへ)にくだして(われ)(をし)へて(かか)せたまひし(もの)なりと 20かくてダビデその()ソロモンに(いひ)けるは(なんぢ)(こころ)(つよ)くし(いさ)みてこれを()(おそ)るる(なか)(をのの)くなかれヱホバ(かみ)(わが)(かみ)(なんぢ)とともに(いま)さん(かれ)かならず(なんぢ)(はな)れず(なんぢ)(すて)(なんぢ)をしてヱホバの(いへ)奉事(つとめ)(もろもろ)(わざ)成終(なしをへ)しめたまふべし 21()(かみ)(いへ)(もろもろ)役事(はたらき)をなすためには祭司(さいし)とレビ(びと)班列(くみ)あり(また)(もろもろ)(わざ)從事(はたらき)(よろ)こびて(なす)ところの(もろもろ)技巧者(たくみ)(なんぢ)とともに()(かつ)また牧伯等(つかさたち)および一切(すべて)(たみ)(なんぢ)(めい)ずるところを(ことごと)(おこな)はん

第二十九章

1ダビデ(わう)また(ぜん)會衆(くわいしう)(いひ)けるは(わが)()ソロモンは(かみ)(ただ)(ひとり)(えら)びたまへる(もの)なるが(わか)くして(よわ)(この)工事(こうじ)(おほい)なり(この)殿(みや)(ひと)のために(あら)ずヱホバ(かみ)のためにする(もの)なればなり 2(ここ)をもて(われ)(ちから)(つく)して(わが)(かみ)(いへ)のために(もの)(そな)へたり(すなは)(きん)(もの)(つく)(きん) (ぎん)(もの)(ぎん) (あかがね)(もの)(あかがね) (てつ)(もの)(てつ) ()(もの)()(そな)へたり(また)葱珩(そうかう) (はめ)(いし) (くろ)(いし)火崗(みかげいし)(もろもろ)寶石(はうせき)蝋石(らふせき)など夥多(おびただ)3かつまた(われ)わが(かみ)(いへ)(よろこ)ぶが(ゆゑ)聖所(きよきところ)のために(そな)へたる一切(すべて)(もの)(ほか)にまた自己(おのれ)所有(もちもの)なる金銀(きんぎん)をわが(かみ)(いへ)(ささ)4(すなは)ちオフルの(きん)(ぜん)タラント精銀(せいぎん)(せん)タラントを(ささ)げてその家々(いへいへ)(かべ)(おほ)ふに(そな)5(きん)(きん)(もの)(ぎん)(ぎん)(もの)(すべ)工人(こうじん)()にて(つく)るものに(もち)ふべし(たれ)今日(けふ)(みづか)(すす)んでヱホバのためにその()(もの)(みた)さんかと 6(ここ)において宗家(そうけ)(ちやう)イスラエルの支派(わかれ)牧伯等(つかさたち)(にん)(かしら)(ひやく)(にん)(かしら)および(わう)工事(こうじ)(つかさ)どる者等(ものども)誠意(まごころ)より(ささげ)(もの)をなせり 7その(かみ)(いへ)奉事(つとめ)のために(ささ)げたるものは(きん)(せん)タラント一(まん)ダリク(ぎん)(まん)タラント(あかがね)(まん)(せん)タラント(てつ)(まん)タラント 8また寶石(はうせき)ある(もの)はゲルシヨン(びと)ヱヒエルの()(より)(これ)(かみ)(いへ)府庫(くら)(をさ)めたり 9(かれ)(かく)誠意(まごころ)よりみづから(すす)んでヱホバに(ささ)げたれば(たみ)その(ささ)ぐるを(よろこ)べりダビデ(わう)もまた(おほい)(よろこ)びぬ 10(ここ)にダビデ(ぜん)會衆(くわいしう)(まへ)にてヱホバを(たた)へたりダビデの(いは)(われ)らの先祖(せんぞ)イスラエルの(かみ)ヱホバよ(なんぢ)世々(よよ)(かぎり)なく(たた)へまつるべきなり 11ヱホバよ權勢(いきほひ)能力(ちから)榮光(さかえ)光輝(かがやき)威光(ゐくわう)とは(なんぢ)(ぞく)(すべ)(てん)にある(もの)()にある(もの)はみな(なんぢ)(ぞく)すヱホバよ(くに)もまた(なんぢ)(ぞく)(なんぢ)萬有(ばんいう)(かしら)(あがめ)られたまふ 12(とみ)(たふとき)とは(とも)(なんぢ)より()(なんぢ)萬有(ばんいう)主宰(つかさどり)たまふ(なんぢ)()には權勢(いきほひ)能力(ちから)あり(なんぢ)()()一切(すべて)をして(おほい)たらしめ(また)(つよ)くならしむるなり 13(され)我儕(われら)(かみ)我儕(われら)(いま)なんぢに感謝(かんしや)(なんぢ)(たふと)()讃美(さんび)14(ただ)(われ)(かく)のごとく(みづか)(すすみ)んで(ささ)ぐることを()たるも(われ)(なに)ならんやまた我民(わがたみ)(なに)ならんや(よろづ)(もの)(なんぢ)より()(われ)らは(ただ)(なんぢ)()より(うけ)(なんぢ)(ささ)げたるなり 15(なんぢ)(まへ)にありては(われ)らは先祖(せんぞ)(たち)のごとく旅客(たびびと)たり寄寓(やどれる)(もの)たり(われ)らの()にある()(かげ)のごとし(のぞ)(ところ)ある()16(われ)らの(かみ)ヱホバよ(なんぢ)聖名(きよきな)のために(なんぢ)(いへ)(たて)んとて(われ)らが(そな)へたる(この)衆多(おほく)(もの)(すべ)(なんぢ)()より()(また)(みな)なんぢの所有(もの)なり 17(わが)(かみ)(われ)また()(なんぢ)(こころ)(かんが)みたまひ(また)正直(ただしき)(よろこ)びたまふ(われ)(ただし)(こころ)をもて眞實(まこと)より(この)一切(すべて)(もの)(ささ)げたり(いま)(われ)また(ここ)にある(なんぢ)(たみ)眞實(まこと)より(ささげ)(もの)をするを()喜悦(よろこび)にたへざるなり 18(われ)らの先祖(せんぞ)アブラハム、イサク、イスラエルの(かみ)ヱホバよ(なんぢ)(たみ)をして(これ)精神(せいしん)何時(いつ)までもその(こころ)思念(おもひ)(たも)たしめその(こころ)(かた)(なんぢ)()せしめたまへ 19(また)わが()ソロモンに完全(まつたき)(こころ)(あた)(なんぢ)誡命(いましめ)(なんぢ)證言(あかし)(なんぢ)法度(のり)(まも)らせて(これ)をことごとく(おこな)はせ()(そなへ)をなせるその殿(みや)(たて)させたまへ 20ダビデまた(ぜん)會衆(くわいしう)にむかひて(なんぢ)(いま)なんぢらの(かみ)ヱホバを(たた)へよと(いひ)ければ(ぜん)會衆(くわいしう)その先祖(せんぞ)(たち)(かみ)ヱホバを(たた)(ふし)てヱホバと(わう)とを(はい)せり 21(しか)して(その)翌日(あくるひ)(いた)りてイスラエルの一切(すべて)(ひと)のためにヱホバに犠牲(いけにへ)(ささ)げヱホバに燔祭(はんさい)(ささ)げたり(その)牡牛(をうし)(せん)牡羊(をひつじ)(せん)羔羊(こひつじ)(せん)またその灌祭(くわんさい)祭物(そなへもの)夥多(おびただ)しかりき 22その()(かれ)(おほい)(よろこ)びてヱホバの(まへ)()ひかつ()み/さらに(あらた)めてダビデの()ソロモンを(わう)となしヱホバの(まへ)にてこれに(あぶら)をそそぎて(しゆ)(くん)となし(また)ザドクを祭司(さいし)となせり 23かくてソロモンはヱホバの(くらゐ)()しその(ちち)ダビデに(かは)りて(わう)となりその繁榮(さかえ)(きは)むイスラエルみな(これ)(した)がふ 24また一切(すべて)牧伯等(つかさたち)勇士(ゆうし)(たち)およびダビデ(わう)(もろもろ)子等(こら)みなソロモン(わう)服事(ふくじ)25ヱホバ、イスラエルの()(まへ)にてソロモンを(はなは)(おほい)ならしめ(かれ)より(まへ)のイスラエルの(わう)(いま)()たること(あら)ざる(わう)()(これ)(たま)へり 26(それ)ヱツサイの()ダビデはイスラエルの全地(ぜんち)(をさ)めたり 27そのイスラエルを(をさ)めし(あひだ)は四十(ねん)なり(すなは)ちヘブロンにて七(ねん)()(をさ)めヱルサレムにて三十三(ねん)()(をさ)めたりき 28遐齡(よきよはひ)にいたり(とし)(とみ)尊貴(たふとき)滿足(みちたり)(しね)(その)()ソロモンこれに(かは)りて(わう)となる 29ダビデ(わう)(はじめ)より(をはり)まで(なし)たる事等(ことども)先見者(せんけんしや)サムエルの(ふみ)預言者(よげんしや)ナタンの(ふみ)および先見者(せんけんしや)ガドの(ふみ)(しる)さる 30(その)(うち)にはまた(かれ)政治(まつりごと)とその能力(ちから)および(かれ)とイスラエルと國々(くにぐに)(すべて)(たみ)(のぞ)みしところの事等(ことども)()