前書き

セス・C・リース

本書は、二、三の書き下ろしの説教も含んでいるが、大部分は、一八九八年十二月の間にオハイオ州のシンシナティで与えた説教の速記録から成っており、私の人生で最も過酷な試練の中から生まれたものである。「理想的なペンテコステの教会」を書いて、それを私の尊い妻にささげた時、私は夢にも思っていなかった。神に仕えるための次の本を、ほとばしる涙を流しつつ、長くけだるい昼と死別の悲しみで眠れない夜に用意することになろうとは。しかし、極めて厳しい精神的苦しみにあっている間、素晴らしいことに、神は私の魂を聖なる静けさの中に保って下さったのである。

本書の中には極めて強い表現もあり、極端に思う人もいるかもしれないが、私自身の魂の経験から悟ったものである。御霊の優しさにより、ただ目標を目指して私は本書を書いた。その目標とはすなわち、神が私自身の魂の中に燃え上がらせたこの炎のメッセージを、できるだけ多くの人々に伝えることである。

かつて私には美しいどこも壊れていない家があり、年間千六百ドルの支援を受けていた。教会は火に満ち、三つの伝道団を運営し、一年中どの週も人々の大群が押し寄せて回心者たちが得られていた。神は私に語って言われた、「あなたがこのメッセージを人々に伝える速さは十分ではない」と。神は私たちに、快適な家を出て、二つの小さな部屋からなる狭苦しい界隈に移るよう要求された。そして二年間、妻と私はこの輝かしい救いを広めつつ、東西南北を旅したのである。

しかし再び、御霊の御声が私に臨んだ。「あなたがこのメッセージを人々に伝える速さは、まだ十分ではない。また本を書きなさい」。そこで、私は再び本を書いたのである。「自分は主に従っただけである」というのが私の言い分である。「どうか主がこの真理を白熱したものにし、人々の心と良心の上に注いで、人々に罪を認めさせて救って下さいますように」が私の祈りである。

ロードアイランド州プロビデンスにて、一八九九年二月六日、セス・C・リース