世界へのメッセージ

エバン・ロバーツ

このメッセージは「ウェールズのリバイバルの物語」("The Story of the Welsh Revival" published by Fleming H. Revell Company in 1905)からの抜粋です。

南ウェールズにおけるリバイバルの力は、人からではなく、神からのものです。神は私たちのそばにいて、道を示してくださいました。

この運動には信条や教義に関して疑わしい点はありません。私は信じていますが、今なされている働きはわが国のすべてのクリスチャンとキリスト教会の支援を受けています。私は私自身が経験したイエス・キリストの宗教を説いたにすぎません。

神は「私を喜ばせ」てくださいました。そして私は、神に仕える大いなる喜び、あまりにも偉大で素晴らしいため決して完全に表現しようのない喜びを、人々に示しています。私たちは宗派的教義を教えているのではなく、キリストの愛の素晴らしさと美しさ、人が神を愛すること、人が人を愛することだけを教えています。

私はこれまで、私の方法に関して質問を受けてきました。私に方法はありません。私は決して自分の話す言葉を用意しません。すべてを神にお任せします。私はこのリバイバルの源ではありません。数を増しつつある事柄の一代理人にすぎません。私が人々の心を動かして、その生活を変えているのではありません。私ではなく、「神が私の内で働いておられる」のです。私は確信していますが、私は最高の種類のキリスト教を見いだしました。他の人々もそれを見いだせるよう助けるために、私は自分の命をささげることを願っています。自分の命こそ、私が与えるべきすべてです。神に感謝します。すでに多くの人がそれを見いだしましたし、さらに多くの人々が彼らを通してそれを見いだしつつあります。

これが私の働きです。神が私をこの働きに任命されたのです。ある晩、導きを求めて神に祈っていると、神の霊が私を訪れてくださいました。そして五ヶ月後に私は御霊でバプテスマされました。御霊は私を導いてくださいました。自分の人間的弱さを感じていて、子供が父親に頼るように御霊に頼る人々を、御霊は同じように導いてくださいます。私を通してなされた働きは、私の持ついかなる人間的能力にもよりません。それは神の働きであり、神の栄光のためです。「私はこれまでそうではありませんでしたし、私を導いてくださいと祈ったこともありませんでした。私は自分の道を自分で選んで眺めることを好んでいました。しかし主よ、今から後、私を導き続けてください」。

私はただ、始まったばかりのこの働きを続ける許しを得ることを願います。「主は私の羊飼いです。私は欠乏を恐れません」。神は必要なものをすべて備えてくださいましたし、これからも備えてくださるでしょう。私は、個人が従うことを願っているのではなく、世界がキリストに従うことを願っています。

私たちの集会や私に関する噂話もありますが、事実ではありません。しかし、神の真理はそれらの誤解によって傷つけられはしません。ですから、誤解は何でもありません。私はまた、「助けになることを書こう」という思いを神がこのリバイバルについて書いた記者たちの心の中に入れてくださった、と信じています。なぜなら、私たちが個人的に接触できなかった多くの人々に、私たちのメッセージを届けてくれた記事もあったからです。

私は信じていますが、世界は偉大な宗教リバイバルを迎えつつあります。「どうかこのリバイバルをもたらす手助けをすることが許されますように」と私は毎日祈っています。

キリストを告白するすべての人にお願いします。どうか祈りの中で、「いま私のなすべき働きはありますでしょうか?」と神に尋ねてください。神は私たちを導いたように、あなたたちをも導かれるでしょう。神は、すべての人を御許に導くために、あなたたちを昼は雲の柱とし、夜は火の柱とされるでしょう。

数週間のうちにウェールズで素晴らしいことが起きました。しかし、これは始まりにすぎません。世界は力強い大風のような神の御霊によって吹き払われるでしょう。今は沈黙しているクリスチャンたち、消極的なクリスチャンたち、信仰が自分にとってわずかな意味しか持たず、他の人に対して何の意味もなさないようなクリスチャンたちが、その運動の中で導くようになるでしょう。迷いとためらいの中にある不真面目なクリスチャンたちは大いなる光を見、この光を全くの暗闇の中にいる数千の人々に反射するでしょう。全世界は「平和と人への御旨」に関する神のメッセージを聞くでしょう。そして、聞いて祝福されるでしょう。数千の人々が続々と、私たちが成し遂げた以上のことを行うでしょう。なぜなら、神が彼らに力を賜るからです。もし諸教会が聖霊の御声に従うという大いなる学課を学びさえするなら、私はこれを確信します。従いなさい!従いなさい!!従いなさい!!!

E. Roberts
若き日のエバン・ロバーツ。
ウェールズのリバイバルの頃の写真。