ロバーツ氏はチャンネル諸島で数週間過ごしました。訪問中、彼は様々な働き人たちと多くの会見を持ちました。いくつかの会見で短いメモが取られましたが、その抜粋を私たちの読者にご紹介したいと思います。それは霊的生活における助けと励ましのためです。
深刻な心身の衰弱のため、二年間「休養の床」につかなければならなかった、ある若い伝道者への言葉。
すべての問題を下ろしなさい。問題を解決しようとしてはなりません。神が問題を解決してくださるのに任せなさい。
神はこれ(心身の衰弱)を通してあなたを鍛えてくださるのです。神は今、あなたのために忍耐の錨を造っておられます。この錨により、あなたは海の真ん中で嵐に遭遇しても大丈夫なのです。
もし神に似た者になりたければ、あなたは忍耐を学ばなければなりません。あなたがもっと年を取っていたなら、学ぶのはより容易だったでしょう。しかし、あなたは若く、「だれも理解してくれません」。あなたの意志で忍耐を選びなさい。たとえそれが難しくても、神はそれを容易にしてくださいます。
あなたは知的考察で忍耐を理解することはできません。忍耐は魂のものではありません。忍耐は霊のものであり、あなたの霊の中に打ち込まれなければならないのです。それは、力があった時のあなたより、あなたが自分の弱さの中で強くなるためです。
多くの人は働くことをいといませんが、じっとしていることをいとわない人はほとんどいません。神があなたに欲しておられるのは、あなたが人々の「圧力」に動じることなく立つことです。神はあなたに忍耐を教えることを望んでこられました。しかし、あなたは学ぶことができませんでした――今、あなたは学ばなければなりません。
あなたはいわば忍耐の「わだち」を形造らなければなりません。そうするなら、状況が悪化する時、あなたはただその中に落ち込めばよいのです。そして、あなたはたびたび勝利と平安を見いだすでしょう。
あまり自分のことを考えてはいけません。あなたは「自分の一生は台無しになってしまった」と思うかもしれません――あなたの前にも数百万の人々がおり、あなたの後にもそのような人々がいるでしょう――そのような思いを過ぎ去らせてしまいなさい。計画――野心――働き――人生――すべて過ぎ去らせなさい――今、神にすべてをしてもらいなさい。
群衆があなたを欲するのは、あなたが彼らに与えるものを持っている間だけです――群衆を去らせなさい――神と共に歩みなさい、ただ神とだけです。
ストレスなくできることだけ行いなさい。あまり多くの力を費やしてはなりません。運動、仕事、考え事をしすぎてはなりません。その日の労苦はその日一日だけで十分です。その日の「労苦」だけ扱いなさい。過去や将来に関するあらゆる「心配」――自分自身に関する心配――を拒みなさい。そうするなら、あなたの内にある神の命は必ず流れ出ます。
あなたは「感情」と「事実」の違いを理解しなければなりません。あなたは「下降した」と感じるかもしれませんが、実は上昇しているのです。その逆もまた真です。
短気を許すなら、それは習慣になりかねません。忍耐もまた習慣になりえます。あなたの中に少しでも短気がある間は、あなたはじっとしていることを学ばなければなりません。
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神以外の何ものも満足を与えることはできません。私たちがただ神の上に安息するようになるために、神はあらゆることで私たちを失敗させなければなりません。「金」は酷く貧弱なベッドです!もしあなたが神以外の何ものかの上に安息するなら、神はあなたの支えを破壊されるでしょう。
過去を下ろしなさい。将来を下ろし、あなた自身を下ろしなさい。ただ今日だけを生きなさい。あなたの最上の時は、今この瞬間なのです。
エバン・ロバーツ