一、子供が親の性質を多く受け継ぐことは周知の事実である。また、彼らは環境――たとえば、親や常に接する人々の習慣――からも影響を受ける。悪い親の子供は、悪い環境の中で育つと、必ず悪くなる。そのような状況下では、善くなることは不可能である。もしそのような子供が善い人間に育つならば、それは大きな奇跡である。私たちは、そのような奇跡が多かれ少なかれ至る所で起きていることを知っている。これらの奇跡は、ある偉大な隠れた力の存在を証明している。その力は、枷を打ち砕き、罪の束縛から人々を解放し、罪人を新創造へと変える。これが新生であり、その偉大な隠れた力とは聖霊である。聖霊は、悔い改めてキリストを信じる者たちの救いのために働かれるのである。
二、政府から厳しい罰を受けても、少しも変わらなかった犯罪者が数多くいる。親しい者や友人の愛や勧めも、彼らに何の影響も与えなかった。あらゆる手段が彼らの更生のために用いられたが、効果はなかった。しかし、キリストに導かれた時、往々にして、彼らは瞬時に全く変えられて新しい人になったのである。利己的で罪の中に生きていた者が、その生活を変え、他者を助け、仕えるようになったのである。かつては人を迫害し、殺していた者が、今では他者のために迫害され、殺されることさえもいとわない。これが新しく生まれることである。これは、キリストが人類の救い主であり、人々の病を正しく診断して癒してくださる偉大な医者であることの十分な証拠ではないだろうか?心の創造者である方をおいて他に、誰が傷ついた心を癒せるだろうか。彼をおいて他に、誰が罪人を聖徒に変えられるだろうか。