序文

T. オースチン-スパークス

以下の章は、ロンドンのオノ・オークでの大会のメッセージとして与えられました。これらの章の背後には神の奉仕における少なからぬ霊的経験が背景としてある一方で、それらのメッセージが与えられた調子は、陸軍元帥ウィリアム・スリム卿の大著「敗北から勝利へ」を読むことによって鼓舞されたものです。どの章も実際には一冊の本が必要です。この小著に記されていることよりも、記されていないことの方が遥かに多いからです。

時代の終わりが近づいて、最終決着が目前に迫っている今日、宇宙を相争う二つの王国に分けている戦いが、激しく、絶え間なく荒れ狂っています。ですから、それに巻き込まれてその影響を受けている人々に情報を与え、教え、助言し、警告し、励まし、支えるために、なしうる限りのことをする必要があります。これらのページを読むすべての人にお願いします。どうかこれらのメッセージにたんなる好奇心や理詰めの姿勢で近づかないでください。むしろ、懸案のこの途方もない問題に自分自身も直接巻き込まれているという自覚を持って学んでください。

指導者の方たちや、責任を負っている他の人々に、特にお願いします。どうか「大きな戦い」(ダニ一〇・一)に関する自分自身の経験の光の中で、ここに記されていることを熟考してください。指導者たちが共に集まって、霊的戦いというこの問題全体を再検討するなら、敗北を勝利に転じる方面でさらに多くのことが成し遂げられるでしょう。

万一、陸軍元帥スリム卿の目が本書に留まることがあったとしても――憤るよりはむしろ――地上の領域における彼の大逆転が、たとえささやかな方法ではあったとしても、遥かに偉大な永遠の天的領域に影響を及ぼすのを喜んでいただけると、私は希望します。

T.オースチン-スパークス

フォレスト・ヒル
ロンドン
一九六〇年