序文

メアリー・マクドゥーノフ

今日、進化論の有害な教えが学校や大学ではびこっており、説教壇では高等批評が説かれています。これが私たちの祖先たちが告白した信仰からの致命的逸脱の原因です。

この憂慮すべき状況のゆえに、書き記された神の御言葉の真理を提示する新しい方法が必要です。

私は自分の経験から、生物学的観点から聖書の基本原則を教えることの賢明さを知りました。これにより、論理的に、説得力をもって、不信仰な教師たちの破壊的働きに対抗し、彼らの狡猾な罠から若者たちを救うことができます。

この聖書の学びの課程を用意するにあたって、各主題の統一性や関連性を考慮しつつ、このきわめて重要な真理を包括的に提示するよう心がけました。しかし、様々な主題に関して徹底的に取り扱ったわけではありません。

私は聖書を学ぶ学生に、各主題についてさらに学ぶよう勧めます。そうするなら、さらに益を受けられるでしょう。

そのような学びのために、この課程全体を通して多くの勧めがなされています。

この学び全体を通して、語源的観点からではなく生物学的観点から永遠の命が提示されています。アイオニオス(aionios)という言葉は、未来だけでなく過去に関しても使われることがあります。最高の学者たちはこれを認めています。しかし、この言葉は再生の瞬間に与えられる命の性質を明確に示しているわけではありません。実際には、「非受造の命(Uncreated Life、創造されたのではない命)」という用語がキリスト・イエスにある神の命をよく定義しており、信者もこの用語を用いています。ヨハネによる福音書一章一節とヨハネ第一の手紙一章一、二節を注意深く読めば、その正しさがわかります。そこでは、永遠の命は非受造の御言葉であること、非受造の御言葉は父なる神と共にあったこと、そして非受造の御言葉は神であったことを宣言しています。

クーリッジ、コーナー
ブルックリン、マサチューセッツ