メッセージのための資料

エーリッヒ・ザウアー

(本文に含まれている聖書的メッセージの九十の概要の一覧)

序言的注意

われわれの時代は、神の救いの御計画の宣言を必要としている。福音の本質に関するあらゆる戦いと論争のただ中にあって、神のメッセージを積極的に示すことが最も効果的に勝利を得るための武器である。神の力強い救いの計画が、ますますはっきりと理解されるようにならなければならないし、公の宣べ伝えでますます力強く宣言されるようにならなければならない。そのためには、本書全体に散在しているメッセージの概要が、いくらか役に立つであろう。主の働きに携わっている兄弟たちにとって、これらのメッセージは働きの助けになるだろうし、さらなる黙想を促すものとなるであろう。

さらに、非常に多くの聖書の引用(約三千七百)があるが、その目的は本書に示されていることを御言葉の宣べ伝えの準備や、特に個人的な聖書の学びに用いる人々を助けることである。それと同時に、思想の筋道を拡大するものであることが少なくない。

この概要の一部はとても短くて、主要な点しか示していない。読者が賢明に仕上げなければならないように、わざとそうしているのである。しかしまた、章全体を聖書の講義の概要として利用できる所もある。そのような場合には、より詳しい説明がしてある。

すべての章が概要ではない。本書の第一の目的は、メッセージの準備のためではなく、新約の歴史的啓示の概観を与えることである。

以下のメッセージの目次では、短い概要は一つのページ番号で示されており、より詳しい概要は一つ以上のページ番号で示されている。どれについても――特に短い概要については――全体の文脈をよく見るよう、お勧めする。

一.今の時代の開始時における、四つの御使いのメッセージ

二.キリスト誕生時に人々の口を通した語られた七つの讃美

三.ベツレヘムの飼い葉桶

四.イエスの御名の三重の意義

五.キリストとしての贖い主の三重の働き

六.エレミヤが示す新契約の三重の性質

七.なぜキリストは神の王国を「天」の王国と言われたのか?(三つの答え)

八.恵みの王国の四つの時期

九.福音の七つの主要な特徴

十.ご自分の死に関するキリストご自身の七つの証し

十一.天の王国のメッセージ(六つの特徴)

十二.旧約に対するイエスの七重の姿勢

十三.神にとっての十字架の意義(三つの面)

十四.キリストご自身にとっての十字架の勝利(七つの意義)

十五.十字架――われわれの聖別(四つの観点から)

十六.十字架につけられた御方の宇宙的勝利(三つの主要な領域における)

十七.サタンの排除(三つの段階)

十八.キリスト――一粒の麦

十九.永遠から永遠に至る十字架(五つの現れ)

二十.復活の四重の意義

二十一.神の七重の証印としての復活

二十二.イエスの肉体的復活の四つの主要な聖書的証拠

二十三.救いにおける十字架と復活の一体性(七つの効力)

二十四.「キリストに在る」(パウロの教会書簡の七つの基本的主題)

二十五.キリストの復活と世界の変容(三つの主要な領域)

二十六.キリストの三重の職務に対するキリストの昇天の意義

二十七.キリストの天の(メルキゼデクの位による)大祭司職

二十八.キリストの天の王職(五つの効力)

二十九.高く上げられた王の三つの王座

三十.聖霊の傾注(五つの結果)

三十一.世に対する聖霊の三重の証し

三十二.信者たちを訓練する聖霊の五つの職務

三十三.奉仕のために装備する聖霊の四つの働き

三十四.「高き所からの力」(聖霊を表す七つの聖書的絵図)

三十五.偉大な奥義(教会の五つの「奥義」)

三十六.福音の「奥義」(四つの聖書的意義)

三十七.個人的救いの道(三つの主要な段階)

三十八.小羊の命の書(八つの祝福)

三十九.奴隷としての贖われた者(三つの関係)

四十.子供たち、子たち、長子

四十一.長子としての教会の権利(三つの祝福)

四十二.キリストに対する教会の七つの関係

四十三.羊飼いとしてのキリスト(三つの羊飼い的称号)

四十四.羊飼いとしてのキリストの七つの働き

四十五.「キリストの律法」(七つの原則)

四十六.「聖なる国民」(七つの事実)

四十七.キリストの花嫁としての教会(その四つの発展)

四十八.神の永遠の計画(ロマ八・二九~三〇)

四十九.かしらと肢体たち

五十.「あなたたちは互いに肢体である」(六つの関係)

五十一.教会の三重の一体性

五十二.神の家

五十三.教会の供え物の奉仕(六つの供え物)

五十四.王的祭司職(祭司としての信者の四つの義務)

五十五.新約の救いの知らせの七重の卓越性(二コリ三・一~一八)

五十六.新契約の七重の栄光(ヘブル書による)

五十七.さらに優れた契約(九つの卓越性)

五十八.クリスチャンとこの世(七つの関係、ヨハ一七・一~二六)

五十九.贖われた者の証し(七つの新約の絵図)

六十.今の救いについてのパウロの五つの主な絵図の分類

六十一.クリスチャン生活の矛盾(六組の反対命題)

六十二.教会の希望(四つの主要な事実)

六十三.第一の復活(四つの聖書的特徴)

六十四.神の日

六十五.携挙(五つの特徴)

六十六.復活の体の七重の栄光

六十七.キリストの裁きの御座(七つの事実)

六十八.冠

六十九.反キリスト的世界組織

七十.時のしるし(生活の七つの領域からの証拠)

七十一.ヨシャパテの谷における諸国民の裁き(四つの事実)

七十二.神の可視的王国(三つの観点から)

七十三.来たるべき王国(七つの事実)

七十四.千年王国の確かさ(五つの理由)

七十五.千年王国の栄光

七十六.どの王とも異なる王

七十七.神の八つの宮

七十八.来たるべき諸国民の回心(救いの四つの事実)

七十九.諸国民のための神の救い(八つの祝福)

八十.最後の裁き(七つの事実)

八十一.永遠と時間(七つの関係)

八十二.来たるべき神の都(七つの栄光)

八十三.新しいエルサレムと小羊(七つの関係、黙二一・一~二七、二二・一~二一)

八十四.真珠の門(七つの意義)

八十五.聖徒たちの完成された交わり

八十六.エルサレムの歴史(七つの期間)

八十七.完成された命の四重の栄光

八十八.完成された神の宮(七つの特徴)

八十九.失われたが取り戻されたパラダイス(八つの対比)

九十.万物が新しくなる